生活

家具の「◯◯%OFF!」に惑わされてはいけないワケ

毎度どうも。値切り反対運動家のコバヤシモンドです。

 

今回は家具に限らず、買い物でいちばん気になる

「価格」

についてお話しします。

 

家具屋で「メーカー上代50%OFF!」みたいなうたい文句を見ることがあると思います。

「まあ!50%オフ?安いわね〜」と思ってしまったカモ善良な方は、ちょっと思いとどまってください。

 

なぜ、通常価格で値引きできないものもあれば、50%OFFとかできるものもあるのでしょうか。

そもそも、「メーカー上代」ってなに?

 

そのあたりのお客さんにとって説明されないあいまいな部分を解説しちゃいます。

謎の「メーカー上代」

「メーカー上代」というのは、メーカーが設定している販売価格、要するにメーカー希望小売価格のことです。

 

希望小売価格とは、その言葉通りメーカーがお店に対して「この価格で売ってくださいね」という意思表示のことです。あくまで意思表示であって、拘束力はありません。なので、お店は希望小売価格を参考にしつつ、売値は自分で決めることができます。

 

「メーカーが設定した価格の50%OFFなら、やっぱり安いんじゃないの?」と考えてしまうかもしれません。

が、ここには重要な情報が抜けています。

 

そう、仕入れ値です。

 

上代から値引きできない商品と50%OFFで売れる商品のちがいは、上代に対する仕入れ値の割合です。

どちらも原価は同じ結局は同じ価値だったり。

ざっくり言うと、上代1万円で値引きできない商品と、上代2万円で50%OFFの商品では、仕入れ値はほぼ同じくらいだと思ってよいです。よって品質も同じくらい。別に50%OFFだからお得というワケではありません。

つまり、平気で50%OFFとかで売れるメーカーの商品は、上代を元から高く設定しているのです。

一方で、上代を低めに設定して原価率を高くし、値引きができない価格設定にしているメーカーもあります。

 

この両者が混在しているので、ややこしくなるのです。さらにこのシステムのせいで、「本当にお得になっているもの」も混ざって見分けがつきにくくなります。

メーカー上代の必要性

なんでこんな状況になっているのでしょうか。家具店で働きだしてからコバヤシも疑問に思っています。

そもそも、店員自身が非常にやりづらい!

 

このメーカーのカタログは上代のまま販売、このメーカーは上代から25%OFFで…

同じメーカーでもこっちのシリーズは30%OFF、でもこのページはデザイナーズもので原価が高いから値引き不可。。。

 

め、めんどくさすぎる!!

焦る

しかも、原価に関することなどお客さんと一緒に見るカタログには書いてあるわけもなく、カウンターの中の資料を探しまくって調べながら原価率と利益率を計算して値段を出し、責任者に確認してからお客さんに伝えます。

 

…なんでこんなことになってるんだろう?カタログに載ってる値段で売れればいいのに。

 

何度かベテランスタッフに聞いたりもしましたが、確たる答えが出ません。

そうしておけば、ウチは◯◯%OFFさせていただきます!って言えてお得に思えるだろ

(それは騙しでは…)

昔からの慣習や!

(ざっくりしすぎて逆に爽快)

なんかしっくりくる理由が見つかりません。

新人スタッフはこんな状況では値段を出すときにどうしてもベテランに頼るしかなくなるので、上司の威厳を保つのには貢献しているシステムかもしれませんが。

 

それでも、上代50%OFFとかで売っている店はまだいいです。問題は、原価率の低い商品を、メーカー上代のまま売っている店も存在するということです。

家具に関して言うと、家具店やインテリアショップなどはまあ心配ないです。しかし、オシャレ系の雑貨屋などで売っている家具などは買う前に相場をチェックした方が良いかもしれません。

家具店ではありえないですが、原価率の低い家具をメーカー上代のまま販売している店の話も聞いたことがあります。

悩んだら、とりあえずググるのが吉。

メーカーによる違い

わりと若いメーカーなどは、原価率と上代の差をなくし、カタログ価格から割引できないようにしているところが多いです。

その方がお互いわかりやすいですし、コバヤシはこの流れに賛成です。

 

実際、メーカーが価格を強制することはできません。公正取引委員会に引っ張られます。自由競争は資本主義の前提なので。

しかし、上代をやけに高く設定することで、◯◯%OFF合戦で消費者を混乱させるのも明らかに問題だと思います。販売している側の立場からしてもこの業界の状況は心苦しいです。

 

家具業界はあまりイメージがないかもしれませんが、老舗メーカーが多く古い慣習がかなりハバを効かせています。

よって、まだしばらくはこのメーカー上代問題が解消することはないでしょう。しかし、このような消費者に対して不誠実(とコバヤシは勝手に思っている)なシステムはだんだん減っていくのではないかと思います。

 

そもそも、安くなっていると思い込ませるためにわざと上代を高く設定するメーカーの商品を買いたいと思いますか?

個人的には、そんな考えのメーカーではモノづくりにも騙しが入っちゃうんじゃないかな〜と思います。コバヤシは買う気にならないかな〜。

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結局、どう判断すればいいの?

こう言っては身もフタもないですが、「上代」とか「割引率」は完全に無視して、実際に払う金額で比較しましょう。

 

この方法だと、本当にお得になっている商品も無視してしまうことになりますが、コバヤシのモノ選びのモットーは「買う理由が”値段”ならやめとけ」です。

 

大事なのは、どれだけ安くなっているかではなく、自分にとってそのお金を払う価値があるか、です。

判断できなければ、決める前に学びましょう。いろんな店を回って、安いものから高いものまで触りましょう。店員にもいろいろ聞きましょう。商品の前の資料を見てグーグルで検索しましょう。

逆に、知識がなくても一目惚れならそれも良いと思います。最後に頼るべきは、自分の判断です。

 

多分に個人的意見が入りましたが、参考になれば幸いです。

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