こんにちーわ。世界規模の迷子、コバヤシモンドです。
スロベニアって何があるの?ってピンと来ないかもしれませんが、絶対に外せないのが世界最大級の鍾乳洞群です。
ってゆーかスロベニアってどこ?っていう人は【スロベニア】一人旅行 首都リュブリャーナへの行き方もよかったら読んでくださいな。
この記事ではスロベニア唯一のユネスコ世界自然遺産「シュコツィヤン鍾乳洞」を実体験をもとにご紹介します!
シュコツィヤン鍾乳洞てなに?
スロベニア南西部にあるシュコツィヤン鍾乳洞(Skocjanske Jame)は国内に6000ヶ所(!!)あるという鍾乳洞の中で、国内で唯一のユネスコ世界自然遺産に認定されています。
観光地としては北東に30kmほど離れたポストイナ鍾乳洞の方がメジャーらしいのですが、
世界遺産てことはこっちの方がなんかすごいんだろう
とろくに調べもせずにシュコツィヤンを選びました(ポストイナの方は行っていません…)。
実際、グーグルマップについているレビューを見ると「ポストイナよりもシュコツィヤンの方がよかった!」という評価が目につきます。
首都リュブリャーナからシュコツィヤン鍾乳洞へ向かう
ふもとの町、ディヴァチャへ
秘境といってもいいシュコツィヤン鍾乳洞ですが、スロベニアの首都リュブリャーナからの行き方は意外と簡単です。
リュブリャーナ駅から電車を使い鍾乳洞の最寄りの町、ディヴァチャ(Divaca)へと向かいます。
切符は普通に駅で買えます。わからなかったら駅員さんに「ディバチャ」「シュコツィヤン」とか言ってたら理解して売ってくれると思います。
ディヴァチャまでは1時間半〜2時間くらいだったと思います。
ディヴァチャからはバスまたは徒歩。鍾乳洞はツアーで
ディヴァチャ駅についたら、無料のバスがあり鍾乳洞ツアーの拠点まで連れて行ってくれます。
バスに乗れなかったり、歩いていきたい場合は徒歩で向かうこともできます
※歩くのは結構大変です。多分1時間くらいかかります。
ツアーと言っても、事前予約などは必要ありません。受付を済ませて、キリのいい時刻になったら受付をした人たちがまとめてガイドさんに率いられていく段取りです。
ツアーの出発時間はシーズンによって変わります。6〜9月のハイシーズンは1時間ごとにありますが、それ以外の時期は頻度が減るようなので事前に要チェックです。
スロベニアの驚異。
シュコツィヤン鍾乳洞、潜入
雄大な山地の地下に広がる巨大な地下洞窟、シュコツィヤン鍾乳洞。いよいよ突入というところですが、ここで残念なお知らせです。
シュコツィヤン鍾乳洞内部、
全面撮影禁止。
というわけで、ここからはモンド君の実況にて。
洞窟初潜入わくわく
狭くて細い通路。寒い。湿気すごい。。
えっ、えっ、なにこのでかい空間。コンサートできるでこれ。
ん、もっと先があるのか…
え…山と、谷と川。橋。
世界や!世界がある!そして空に天井!
とまあ、こんな具合に巨大な渓谷を横手に見ながら岩山に作られた通路を数キロ歩いていきます。
コバヤシの文章では2%も伝わらないので駄文はここまでにしますが、もうすんごいです(語彙力)。
先ほども触れましたがシュコツィヤン鍾乳洞はカメラが一切禁止です。そのせいか、少なくともコバヤシはTVなどでも取り上げられたのも見たことがありません。
テレビで「界最大級の鍾乳洞!」などといって色々な鍾乳洞の映像が流れていますが、正直
シュコツィヤンの足元にも及ばねえ
と思ってしまいます。まあ生で見るのと映像で見るのは違うという部分もあるでしょうが、それを考慮してもあれほどの広大な地下世界は見たことがありません。
世界遺産、シュコツィヤン鍾乳洞。スロベニアを訪れた際には、絶対に行くことをオススメします。
洞窟からの帰り方
さて、1時間弱のファンタジーな時間のあとは、突然に現実的な問題に直面します。
ツアーは洞窟を出た途端に解散。そしてここは山のど真ん中。
ツアー開始の受付の場所まで自力でたどり着く必要があります。
これは考えてなかった
まあ、帰り道にはところどころ矢印のある看板が立っているので、とりあえず矢印の方向に歩いていれば生きて帰れます。
山の景色を眺めながらの帰り道は最高でした。
シュコツィヤンの村を通って帰る
鍾乳洞を出てからは、案内板にしたがって山道を行くことになります。特に迷う道でもないのでそこまで心配する必要はないです。
コバヤシが訪れたのは7月。木々の緑がMAXパワーの頃です。
鍾乳洞じたいも圧巻ですが、この帰り道もすごく印象に残っています。家に着くまでは遠足よろしく、ふもとに降りるまでがシュコツィヤンですね。
帰り道の途中で集落に入ります。ガチの観光地よりもこういうジモッティーなところを歩く方が新鮮で楽しいかもしれません。
お土産屋などもなく、観光地化されていない普通の村の趣を味わえます。
古い教会のある一角はひらけた展望スペースのようになっていて、シュコツィヤンの山々を見ることができます。
ゆったりとした時間と木々の香りの中で、まるで幻想の中に自分が迷い込んでしまったような気がします。
このまま日本に帰らず、嫁さんと死ぬまでここにいようか…
とさえ思いましたが、そもそも嫁さんなどいないことを思い出して独り先に進むことにします。
山の向こうから「日本に帰れ」という声が聞こえたような気がしました。
なんともメルヘンな墓地がありました。お墓の陰鬱さなどは感じさせません。
自分も埋葬されたいくらいです。
資料館のようになっている建物。この中の情報によると、ツアーで入れる鍾乳洞は全体のほんのごく一部で、この山地の地下全域にわたって巨大な洞窟が形成されている的なことでした。
地球やばたん
この後少し歩けばツアー受付の場所まで戻ることができます。
そこからバスで駅まで戻るもよし、歩いて戻るもよしです。そこからの徒歩はすごい景色もなく、特に歩く必要は感じませんので歩くのが好きな人以外はバスでOKかと思います。
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まとめ:シュコツィヤン鍾乳洞はスロベニアの圧倒的自然パワーを感じられる名所でした
修学旅行で富士の樹海にある防空壕のような狭さの鍾乳洞に入って以来、ゲームやファンタジーのような洞窟などは実際に存在しないと思っていたコバヤシです。
が、世界にはリアリティーのないレベルのリアルな光景というものがあると思い知りました。
こんな壮大なシュコツィヤンですが、首都から電車で2時間弱と、余裕で日帰りができます。
スロベニアを訪れたら、アウトドアが苦手な人とかででぜひ一度行ってみてほしいです。
そして「ガイドブックなんていらんのじゃ!」という猛者以外は定番の「地球の歩き方」があると安心です。
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