革製品のお手入れに。M.モウブレイ【デリケートクリーム】を塗ってみた。

デリケートクリームと革製品 セレクト
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どうも。ミスターデリケートのコバヤシモンドです。

革のサイフ、ベルト、バッグ、アクセサリー…

使うごとに味わいが深まる革製品。経年変化を楽しみに愛用している人も多いのではないでしょうか。

でも、ちょっと待ってください。ちゃんとお手入れはしてますか?

革製品の経年変化とか味わいとかいうのは「ちゃんとお手入れをしている前提」での話なのです。

コードヴァンなど一部の革を除けば、お手入れをせずに長年使った革はただ汚いです。

汚れがつき、表面がカサカサになってヒビ割れているのを見て「こいつもいい味が出てきたよな」というのは完全な自己満足です。

革の手入れなんて面倒そう…なんて言わずに。誰でも簡単に革製品の手入れができる「デリケートクリーム」を使ってみましょう。

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デリケートクリームとは

デリケートクリームとはなんか抽象的な名称でなんのことかよくわかりませんが、「デリケートな革に適した保革クリーム」という立ち位置です。

デリケートな革「にも」使えるという意味で、デリケートじゃない革(?)にもバッチリ使えます。

靴専用の「シュークリーム」と区別してのネーミングですね。

色々なメーカーが商品化していますが、代表的なのがM.モゥブレイのデリケートクリーム。

M.モゥブレイのデリケートクリーム

デリケートクリーム

レザーケアをする上で「とりあえずコレを持っておけば間違いない」といえる保革クリームです。

革の本場、イタリア製。その肩書きだけで圧倒されるコバヤシです。

モンド君
モンド君

権威にはめっぽう弱いよ

効果は「革をしっとり柔らかく保つ」というもの。

ひとくちに革といっても色々な種類があり、特にデリケートなカーフレザー(仔牛の革)などは油分やワックスの多い靴用クリームなんかを塗ると逆に痛めてしまう恐れがあります。

でも、水分が主体のデリケートクリームはほとんどの革に対して使用できます。

それゆえコレひとつ持っておけば大抵の革の手入れはできるのです。

ワニ革などの爬虫類系、エナメルなどのコーティング系、スエードには使えません。専用のアイテムを探しましょう。

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靴用クリームとの違い

同じM.モゥブレイのクリームで、靴用の「シュークリーム」というのがあります。

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デリケートクリームもこのシュークリームも、靴のお手入れ用として広く使われています。

何が違うのかというと、シュークリームは「靴専用」であり、ツヤを出したり堅牢性を高めるための油分やロウ(ワックス)が多く含まれているというところです。

もちろんデリケートクリームを靴に使ってもいいのですが、革のダメージは回復しても靴に求められる防御力を回復することはできません。むしろ「柔らかさを保つ」デリケートクリームの効果で防御力ダウンの効果まで考えられます。

逆に財布やバッグなどの革小物にシュークリームを使うと不自然なツヤが出たり、キュッキュッと変な手触りになったり、ワックスが肌や洋服について汚してしまう可能性もあります。

よって2つのクリームの使い分けは

  • シュークリームは靴専用
  • デリケートクリームは手や肌に触れる革製品全般

と区別しておくとよいでしょう。

↓↓↓革靴のガッツリメンテナンスについてはこちらをどうぞ

デリケートクリームの使い方

では、実際にM.モゥブレイのデリケートクリームを使ってみましょう。

今回の実験台愛情注入の相手はコバヤシ愛用のCramp L字ウォレットです。

CrampのL字ウォレット

使い勝手のいい財布ですが、使い込んでいるうちにシミなんかもついています。表面も気づかないうちに乾燥しているのでしょう。

財布についた白いしみ
水か何かのシミでしょうか?

ステインリムーバーで汚れ落とし(推奨)

ステインリムーバー

絶対に必要な工程ではありませんが、せっかくなので財布をキレイにクリーニングしてからクリームを塗ることにします。

汚れ落としにはステインリムーバーを使います。

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革に染み込んだ汚れや古いクリームなどを落としてくれるクリーナーです。

布にステインリムーバーをとる

布にステインリムーバーを少量とります。財布の表面程度の面積なら4〜5滴でいけます。

革製品を磨く布は「ネル生地」がおすすめ。ネルシャツのネルです。

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表面を撫でるようにサッとふきます。ベタつきもなく短時間で乾きます。布についた黒ずみで意外と財布が汚れていることに気がつきます。

全体をふいたら乾くのを待ちます。

ステインリムーバーを使った後は必ずクリームを塗りましょう。

革の表面が「すっぴん」状態になるので、そのままでは汚れや乾燥に無防備です。

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デリケートクリームを塗る

デリケートクリームの瓶を開けたところ

それではデリケートクリームを塗っていきます。中身はとろーりハチミツのような質感です。

はじめは布なんかにとって塗布していたのですが…

指でデリケートクリームを塗る

まどろっこしいので指でダイレクトに塗ってしまいます。

デリケートクリームはシュークリームなどと違って嫌な匂いもなく、水できれいさっぱり落とせるので指を使うことに抵抗感がありません。

それに指で塗ったほうが感覚的に塗り残しなく全体に行き渡りやすい気がします。

感想しきった革にクリームがみるみる吸収されていくのがわかります。

全体に塗り終わったら、布で磨いて余計なクリームを拭き取りつつなじませます。

財布の中も拭く
今回は財布の中身も丁寧にケア。

全体をくまなくふき取ったら、2〜30分でベタつきもなくなって使用できるようになります。

カンタンですね。手順を超カンタンにまとめます。

デリケートクリームを使った革のお手入れ
  • ステインリムーバーで汚れ落とし(省略可)
  • 指でデリケートクリームを塗る
  • 布で拭きあげる

薄い色の革にデリケートクリームを塗ると濡れたような濃い色になります。

コレはクリームが悪いというより革の特性です。それが味わいとなっていくのですが、嫌な人は…どうしたらいいのか不明。

使用後

デリケートクリームでお手入れをした後の革の財布です。

写真じゃまったく伝わりませんが、きれいに汚れが落ちてしっとり保湿されています。

財布についた白いしみ
シミ部分
シミの取れた後
シミ部分After

白いシミのあった部分も完全に取れています。

手触りもしっとり滑らかになり、手入れ前と同じ革とは思えないレベルです。

こういうメンテナンスをするたびに思いますが、日常使っている道具はお手入れをして初めてダメージに気がつくことが多いです。

「まだ大丈夫かな…」と思っている時がメンテナンスのタイミングかもしれません。

財布の内側もきれいになりました
内側もしっとりうっとり

↓↓↓Cramp L字ウォレットの魅力についてたっぷり語った記事はこちら

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まとめ:革製品を持っているならとりあえず一個置いておこう

革のベルト
ケアをサボりがちなベルトにも

デリケートクリームはこのようにカンタンに使える上、手持ちのほとんどの革製品に有効です。

先ほど靴にはシュークリームの方が向いていると書きましたが、シュークリームがない場合はデリケートクリームでケアするのも全然アリです。何もしないよりは絶対にいいです。

さらに少量でもよく伸びるので1ビンで結構長持ちするのも嬉しいポイント。

革は丈夫なのでメンテナンスをサボりがちですが、ヒビ割れがおきてしまっては直す方法はありません。

逆にいうとヒビを防げば10年以上でも使い続けることは可能です。

そして手入れをしながら10年使った革製品は、新品では絶対に手に入らない味わい深い表情を持った唯一無二のパートナーとなっていることでしょう。

どうか面倒なんて言わずに、休日の午前中くらいは未来のパートナーをいたわる時間に当ててみてはいかがでしょうか?

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