ども。コバヤシモンドです。
本は、聴こう。のキャッチフレーズでおなじみ
興味はあるけど月額1500円は高いのでは?と躊躇している人もいるかと思います。
そこで2年間オーディブル を使ったコバヤシの感想をまとめましたのでご参考ください。
ちなみにこの記事を書いているコバヤシの読書量は年間30〜40冊くらい。
調査によって結果が違いますが日本人の平均読書量は年間12〜30冊くらいのようなので、コバヤシの読書感覚はわりと一般的だと思います。
オーディブル 2年間の感想→満足度80%
ざっくりと結果を申し上げますと
という感じ。
「聴くだけ」でも意外と理解できる
聴くだけで内容が頭に入るのだろうか?
使う前はそんなふうに思っていましたが、この点に関してはぜんぜん問題なかったですね。
スピー○ラーニングじゃないですが、ただ流しているだけでも十分に内容を把握することができました。
ビジネス書や実用書には最適
「情報を得ること」が目的のビジネス書や実用書であれば使い心地はバッチリ。
移動中、家事中、仕事中などスキマ時間を有効活用したい人にはメチャメチャおすすめできます。
コバヤシは片道30分かけて自動車通勤をしているのですが、年間にすると250時間の時間を浪費していると知って愕然としたことがあります。
会社に行くためだけに10日間以上の時間を使ってるって何…?
しかし、オーディブルのおかげでこの時間をまるまる情報・知識の収集に当てることができるようになりました。
時間がないから…とか言ってなかなかできない読書をこんな形で実現できるとは、なぜもっと早くから利用しなかったのだろうかと後悔するレベルです。
小説や思想書はちょっと微妙かも…
一方で小説や思想書など、感情や思いを巡らせるタイプの本には向いていないかな、と感じました。
作業中や運転中に聴いていると、頭に入っても心がついて行かないというか。
立ち止まってじっくり思いを巡らせたいシーンでもナレーションは無情に話を進めていってしまいます。。。
気持ちを集中して臨みたいタイプの本は個人的には相性が悪いかもですね。
あ、でもお風呂で聴くのは集中できたのでアリかなとは思います。
ナレーションは好みが分かれるかも
紙の本では気にしなくていいことですが、ボイスブックならではの問題もあります。
それは面白そうな本でもナレーションが合わないと辛いということ。
歴史関係のボイスブックを聴いたときなのですが、それを読んでくれている人の語り口がお調子者の塾講師みたいなノリで個人的にちょっと無理でした…
注)個人の感想です
まあ、オーディブル は途中まで聴いた本でも返品できるので注文をミスったと思っても問題なし。
一方でナレーションがハマれば良い内容の本がさらに何倍も素晴らしい体験となります。ユヴァル・ノア・ハラリ著の『21 Lessons』は内容・ナレーションとともに最高でした。
ただ、この『21 Lessons』も「ナレーションが感情こもっててウザい」みたいなレビューが結構多かったりして、本当に好みの問題かと…。難しいですね。
図表が多い本はキツイ
当たり前ですが、オーディブル を聴いている時は「耳だけ」本と向き合うことになります。
しかし本の内容上「図 10のグラフをご覧ください」みたいなことを言われる時があります。
図をみるにはスマホなどで対象のURLを開いて確認する必要があります
とはいえ…まあ見ませんわな。
たいていは無視してもそこまで支障はありませんが、本によってはこの「〇〇をご覧ください」がやたら多い場合があります。
いやまあ無理と思ったら返品できるので良いんですが…なぜその本をボイスブックにしようとしたのか?と突っ込みたくなることもありました。
月額1500円のコスパは?サービス内容を確認
オーディブルの月額料金は1,500円。
amazonプライムが月500円、Kindle Unlimitedが月980円と考えると少し高く感じます。
実際コバヤシも「この内容で1500円は安い!」とまでは言えません。でもまあ「ナシじゃないかな」くらいには思っています。
注意点:読み放題ではないです
オーディブルは月額制ですが、聴き放題ではありません。
毎月1冊は追加課金ナシで読めますが、月2冊以上聴きたいなら別途購入する必要があります。
それも1冊2,000円以上はします。高い。
コバヤシは月1冊までしか使ったことないよ(ドヤァ)
セコい…
しかし同じ本をおさらいで2度続けて読むとさらに理解が深まったりするので、コバヤシのようなセコセコ運用もわりとおすすめです。
また、追加課金しないと楽しむ方法がないかというとそうではなく、無料で聴けるコンテンツも豊富。
ラジオ番組や落語など、月一冊の本が聴き終わったらそちらで楽しむと良いでしょう。個人的なおすすめは伝説のラジオ番組「松本人志の放送室」。
無料の聴き放題コンテンツについては別記事にて解説しています。
聴いた後の返品・交換も3クリックでOK
「ナレーションには好みがあるかも」の項で書いたように、買った後でやっぱり合わない…という本に出会うこともあります。
しかし!
オーディブルでは読んだ本でもたった3クリックで返品が可能。
一応、返品に制限回数はないので(乱用すると運営からツッコミが入るようですが)心置きなく気に入った本を探すことができます。
返品の具体的な方法についてはこちらの記事をどぞ。
本の数はまだこれから
本の種類は小説・ラノベが豊富ですが、先に書いた通りオーディブルは実用書やビジネス書向きだと思っています。
が、ボイスブック化した実用書の数は「まだまだ十分ではない」と感じるのが現状です。
オーディオブックは人間がナレーションを吹き込む必要があるので、当然ながら刊行ペースには限界があります。
作品によっては16時間とかの朗読になります。これは高くて当然ですね。。
とはいえラインナップは確実に増えているので、今後も期待です。
サービス内容は「まあまあ満足」
というわけで、トータルで見た場合のオーディブルのコスパは
「まあまあ満足」
といったところです。
とりあえず、コバヤシは今のところ解約するつもりはありません。
月額1500円で一冊は正直ちょっと高いかなとも思いますが、そもそも1500円以上する本を読めば元は取れます。
何より今まで無駄に使っていた通勤などの時間を読書に当てられるメリットは大きいですね。
防水bluetoothスピーカーなどでお風呂で聴くのもいいですよ。
というわけでオーディブルは「スキマ時間を有意義に使いたい」、「読書が苦手だけど本で知識をつけたい」といった目的を持った人にオススメします。
逆に「スキマ時間は音楽やスマホゲームで事足りる」「読書は紙の本で十分できている」という人はあえて利用する必要はないかな、と思います。
いずれにしても登録初月は無料体験期間。完全に0円で本を1冊聴けるので一度試してみると良いと思います。
初めに聴くのにオススメの本も次の項でご紹介します。
おすすめのボイスブック
ちょっと偏っているかもですが、コバヤシが聴いた中で他の人にもオススメできる本をご紹介します。
人を動かす方法
コバヤシがオーディブルで最初にポチった本です。
相手を意のままに動かしたいという欲望を抱えていませんか?コバヤシだけですか?
内容は、タイトルのように人を動かす、というよりは「動いてもらうために自分はどうすべきか」が書かれた本ですね。
80年以上前に書かれた本なので例えに使われる事例が古かったりもしますが、間違いなく名著。現代でも十分に役立ちます。
ビジネスでの活用を念頭においた作品ですが、実生活でもためになることだらけです。
自分を操る超集中力
人を動かす後は自分を操ります。メンタリストDaigoの実践的なメンタリズム本。
人生の成功者に共通しているのは「集中力」をコントロールしていること。そして、「集中力」は誰でも鍛えてモノにできる。
実際、コバヤシも内容を実践して(全部じゃありませんが)かなり注意散漫が改善されています。
この本の内容を踏まえてこんな記事も書きました↓
ぼくたちに、もうモノは必要ない。
著名なミニマリスト、佐々木典士さんの本です。著名なといってもコバヤシは存じ上げなかったのですが…
とにかくモノを少なくしろというよりは、本当に必要なモノ・コトを理解するために余計な部分を削ぎ落とせ、というところですね。
コバヤシはミニマリストではないですが、精神的な「足るを知る」的な部分から具体的なモノを捨てる技術まで、学びの多い本でした。
21 Lessons
『サピエンス全史』で一躍有名になったユヴァル・ノア・ハラリ氏の最新作。朗読16時間を超える大著です。
未来へと繋がる「現在」を改めて考え直すための21箇条の論題。控えめにいってもメチャクチャ面白かったです。知的好奇心大爆発ですね。
ちなみにコバヤシは紙の本で読んだのですが、『サピエンス全史』もオーディブルで聴けるのでぜひチェックしてください。これも歴史に残る名著です。
重要:Audibleは解約しても聴けます
オーディブルが他のサブスクリプション(月額制サービス)と違うところは、
一度買った本は会員をやめても聴くことができる
という点ですね。
2,3ヶ月試して辞めても買った本は無駄になりません。気が向いたら戻ってくることもできます。
で、繰り返しですが初月は無料登録期間となります。始めるハードルも辞めるハードルも低いのはありがたいですね。
じっさい微妙な部分はありますが、まだまだオーディオブック市場は始まったばかりなので、これから改善もされていくのは間違い無いです。
1、2年後に話題になってきた頃に「あれ?お前まだオーディブルやってないの?」とドヤ顔できるように今のうちから試してみてはいかがでしょうか!
タイトル画像出典:Illustration by Freepik Stories
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