「食パン」って名前がまず変。パンはそもそも「食」されるものですよね?食べられないパンなんてフライパンくらいじゃn
あ、どうも。コバヤシモンドです。
世間にはいろいろな食パンがはびこっていますが、中には高級食パンというものがあるんですね。
もらって初めて知った「乃が美」の『高級「生」食パン』。
数々の賞を受賞し、2019年2月現在、全国114店舗展開。いやー、知らなかったのが恥ずかしいくらいの名パンみたいですね。
果たしてどんなおいしい食パンなのでしょうか。
乃が美の「生」食パンについて
コバヤシはけっこうパン好きな方でして、最近はやれハード系だベーグルだとイキっていたのですが、基本の「食パン」に関しては全くの無知。まさに足元をすくわれて後頭部を地面に強打した思いでした。
普通の食パンに見えるこの乃が美の「生」食パンですが、作り手のこだわりがギッチリ詰まった逸品なのです。
焼かずにそのまま!美味しく食べられる
この乃が美の最大の特徴は「焼かずにそのまま」食べることを前提とした食パンだということ。
普通の食パンは「トーストの場合は、オーブンで○分焼くと美味しくいただけます」みたいな説明があるものですが、この乃が美の「生」食パンはホームページにもパンフレットにもそういった言葉は見受けられません。
焼いて固くなったパン耳が食べられない人。卵アレルギーでパンが食べられない人。
そんな人たちにも美味しく食べてもらえるようにと、試行錯誤してたどり着いた究極の食パンが「生」食パンなのです。
ザーッと乃が美の食パンの特徴をあげると
他にもこだわりポイントはありますが、詳しくは公式ホームページをお読みください。
実食してみた
見た目は普通の、綺麗な食パンです。しかし、外側を触っただけでもそのフワフワ感は格別です。
写真はけっこう食べてしまった後に撮りましたw。本当はもっと大きかったです。
説明書きにも「まずはそのままちぎってお召し上がりください」との言葉が。余に食べ方を指定するなんて大した自信ではないか。どれ、申す通りにしてやろう。
…
フワッフワ。でも歯ごたえがないわけではなく、モチっとした食感に適度なしっとり感。そして、何もつけなくてもほんのり甘い。ただのパンの甘さではないと思ったら、ハチミツが生地に使用されている模様。
そして言葉で表現しづらいコクの深さは、バターを使った上でさらに特製マーガリンも併用することで生み出されているのでしょうか。パンに必須と思われたたまごを抜いてもこんな味わいが出せるとは。
確かに美味い。いや、旨い。ただおいしいというより、何か深みを感じるということで旨いという表現をさせてもらいました。
ただがむしゃらにやっておいしいパンができた、ではなく緻密な分析と計算を繰り返して作り上げられたような、そんな印象を受けます。
(本当にわかってんのかコイツ?)
まさに高級「生」食パン
なんかそれっぽい雰囲気を出しながら実は内容ペラッペラな食レポをしてしまいましたが、食パンをこんなに「うまい!」と思ったのは初めてです。いやマジで。
正直、コバヤシの中では食パンは
にササッ食べるような「間に合わせ」食材のイメージでした。
ところがこの乃が美の「生」食パンはコバヤシの中で「カレー食べようか、ラーメン食べようか、食パン食べようか」ぐらいの地位までランキング急上昇。
そして、今まで考えたことのなかった「トーストせずに」食べる食パン。
コバヤシは本来「なんでもとりあえず焼いてみよう」というクロマニヨン人並みの思考回路の持ち主なのですが、この「生」食パンに関しては作り手に敬意を評して焼くことを封印しようと思いました。
確かに「焼くな」とは書いていません。
しかし、焼く時間などトーストに必要な情報を示していないことを考えると作り手としてはやはり生で食べて欲しいのでしょう。
子どもからお年寄りまで、誰でも美味しくそのまま食べられる究極の食パン。
その思想と努力に敬意を評して、トーストしてみたいなどと言うことはできません。
そう、コレに関してはトーストなど邪道なのです…
トーストなど…
…
焼いちゃダメだ、焼いちゃダメだ、焼いちゃダメだ、焼いちゃダメだ…
乃が美の「生」食パンを焼いちゃったぜ
はーい、というわけでですね、これからチーズトーストを焼いてみたいと思います!
超シンプルですね。わざわざ枠で囲む必要もないくらいです。
では、チーズを乗せて焼いてみます。推奨される焼き時間はございませんので、各々カンを働かせてください。
通常のトースターなら3〜4分でしょうか。コバヤシ愛用のアラジンのトースターは時短焼きが特徴なので2分くらいでちょうど良かったです。
さて、焼きあがりました。
生地のしっとり感が強いためか、普通のパンよりも焦げにくい気がします。いい具合にキツネ色。
「まずはそのままちぎってお召し上がりください」と言われた食パンを、チーズを乗せた上に焼いてしまいました…。背徳感に満ち溢れながら食べる味わいやいかが。
ゆーてもそのまま食べて欲しいという「生」食パン。焼いたら旨さが落ちる可能性も?
…
結論から言おう。
コバヤシの好物に認定します。
外が適度にサクッとしながらも中はしっとり、特にパサつきがちな耳の部分も柔らかさを失っていません。焼いた分だけより甘みも引き立ちます。
いや普通にうまい。トーストについて公式の声明が出てないのが不思議です。
というわけでみんな!トーストも邪道と思わずやってみてもいいと思います。
さらにフレンチトーストにしてやったぜ!
トーストしても旨いとわかってしまった乃が美の「生」食パン。
こうなったらコバヤシ得意のフレンチトーストの刑に処す。
フレンチトーストの作り方は基本これと同じです。
「まずはそのままちぎってお召し上がりください」の食パンをもはや完全なる加工食品にしてしまいます。
さらにはわざわざ生地から抜いた卵まで使用してやりました。これならさすがにうまさ半減のはず…
目的を見失っとるがな
そして完成したものを食べてみました。
ううう
うんまーーーい!!
内部まで浸透した卵液がしっとりした生地と融合。まるでカスタードクリームのようになめらかにして濃厚な舌ざわりが外側のサクッとした皮との絶妙なハーモニーを演出しています。
さらに今回は気まぐれで卵液に隠し味としてラム酒を加えてしまったために、より深みのある大人な甘さと香りの波状攻撃に悶絶することとなりました。
こいつアホなんかな?
ま、まさかここまで旨くなってしまうとは計算外でした…。
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結論:高級「生」食パンは生食以外でもメチャ旨かった
結局、もともとおいしいものは何やったって最高に美味しくなってしまうのですね。
あまりの美味しさに感動して乃が美の「生」食パンの魅力を伝えるつもりだったのですが、もしかしたら「そのまま美味しく食べられる食パン」という思想を冒涜することになってしまったのかもしれません。
もし関係者のかたがこの記事を見られたのであれば、全力で土下座し靴を舐めて謝罪する準備はできています。いつでも来なさい。
告訴する前に言ってね
この記事を読んで食べたい!と思ってくれた人は、どうぞ店舗に足を運んでくださいまし。それでコバヤシの罪状も軽くなるかもしれません。
ちなみにオンラインショップのようなものは今のところ無いようです。どうしてもの場合は電話受付で発送してくれるようなので、ご予約、発送のページをご参考に。
以上、感動の食パンレポートでした!
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