ども。料理男子といっても過言ではないコバヤシモンドです。
スキレットって使ってますか?
オシャレ系料理インスタとかでよく見る鉄のフライパンみたいなアレです。
フライパンは持ってるし、わざわざ買うまでもないかな…
と思っている方に全力でスキレットの魅力をお伝えします。
料理どシロウトのコバヤシが数年間ロッジのスキレットを使った使用感などをレビューします。
スキレットとは何ぞや
フライパンとの違い
厳密にいうとフライパンの一種なのですが、明らかな特徴としては
鋳物でできた本体と取っ手が一体型のもの
をさします。
一般的なフライパンは鋼とか銅などの板をプレスで鍋型に変形させて後から取っ手をつけます。
![一般的なフライパン](https://kobayashimond.com/wp-content/uploads/2018/12/pan-554072_1280-1024x680.jpg)
一方スキレットに使われる鋳物はドロドロになった鉄を型に流し込んで作ります。
![スキレット全体像](https://kobayashimond.com/wp-content/uploads/2018/12/IMG_2068-1024x576.jpg)
これにより取っ手から本体までつなぎ目のない、ひとかたまりのフライパンができるというわけです。
ちなみに世の中には鉄をハンマーで叩き伸ばして作る打ち出し型のフライパンもあります。
タークのフライパンなどが代表で、ちょっと高級です。
スキレットの特徴
![蓋つきスキレット](https://kobayashimond.com/wp-content/uploads/2018/12/IMG_2066-1024x576.jpg)
鋳物でできたスキレットの特徴として
というのが重要ポイントです。
熱伝導率の低さ
熱伝導率が低いというとなんか悪そうなイメージですが、簡単に言うと
と言うことです。
鉄の内部にたっぷりと熱を溜め込むことによって、冷たい食材を乗せて表面の熱が奪われてもすぐさま周りの熱で補填され、一気に焼き上げることができます。
まるで吉本新喜劇のローテーショントークのように熱を浴びせ続けるのです。
目玉焼きや肉を焼いた時にその違いは明らかです。
プリプリです。いやもうプリップリです。
重い
スキレットは厚みのある鉄の塊です。
そのため、思った以上に重いです。
基本的には振って使うことはできません。多分手首をやられます。無理して足に落としでもしたら物理と熱のW属性攻撃で骨折することになります。
フライパンとの使い方の最大の違いはここにあります。
豪快に食材を振る中華鍋的な調理器具というよりも、据え置きの鉄板みたいなイメージを持っておいたほうがいいでしょう。
どのスキレットがいいの?
おすすめはロッジ
![ロッジのスキレット 新品](https://kobayashimond.com/wp-content/uploads/2018/12/IMG_0563-1024x576.jpg)
世の中には色々なスキレットが販売されています。その中でもコバヤシ的に一番オススメなのはLODGEのスキレットです。
コバヤシはこの8インチタイプ(内側の直径約20cm)を使っています。1〜2人分を調理するのにちょうど良いです。
数あるスキレットの中からロッジをオススメするのは以下の点です。
シーズニング済み
普通、スキレットをはじめ鋳物製品は使う前に「シーズニング」と呼ばれる慣らし作業が必要になります。
- 錆止めに塗ってあるワックスを洗い流す
- 火にかけて乾燥
- 全体にオリーブオイルを塗る
- 火にかける(2回目)
- くず野菜を炒めて油を馴染ませる
- 油を拭き取る
- 新しい油を塗る→炒める→拭くを繰り返す
正直いってかなり面倒です。説明も途中から読む気なくしますよね。
しかし、ロッジのスキレットはシーズニング済みの状態で手に入るため、すぐに使うことができます。
やっぱり道具はすぐ使いたいですしね。買ったのにシーズニングが面倒でなかなか使わない…なんてことは避けられます。
サイズ・付属品が豊富
LODGEはアメリカの大手鋳物ブランド。
スキレットといえばロッジというくらいメジャーなだけに、ラインナップも充実しています。
特に本体とセットでカバー(ふた)は絶対持っておいたほうがいいです。
![モンド君](https://kobayashimond.com/wp-content/uploads/2018/10/mond-e1557462241863.png)
これがあるだけで料理の幅がめちゃ増えます。その気になれば燻製なんかもできますよ!
直火もIHもオーブンもOK
![スキレットでパエリア](https://kobayashimond.com/wp-content/uploads/2018/12/IMG_1128-1024x576.jpg)
各メーカーのスキレットの中にはIH非対応のものもありますが、ロッジはほぼ全てのスキレットがIHに対応しています。
![モンド君](https://kobayashimond.com/wp-content/uploads/2018/10/mond-e1557462241863.png)
BBQの時に直火で使ったり、家でオーブンにブチ込んだりもしましたがどれも全く問題なく使えました。
デザイン
![ロッジのデザイン性](https://kobayashimond.com/wp-content/uploads/2018/12/IMG_2067-1024x576.jpg)
ここはコバヤシ的には超重要ポイントです。
ロッジのスキレットは全体のフォルムからディテールまで絶妙な美しさを持っています。
amazonなどでもいいので他メーカーの写真と比べてみるとその垢抜け感がわかると思います。表面の凹凸も滑らかで荒さがありません。
>>>LODGE(ロッジ) ロジック8インチ スキレット フライパン L5SK3 (並行輸入品)
食卓にそのままお皿がわりに出してもOK!写真映えも最高です。
色々なスキレットの使い方
肉
![スキレットで肉を焼く](https://kobayashimond.com/wp-content/uploads/2018/12/IMG_1124-1024x576.jpg)
焼く食べ物の代表、肉。
みんな大好き、肉。
普通のフライパンとスキレットで焼くのに差なんて出るの?という疑問はごもっともです。
しかしこれは本当に素人でも違いがわかります。
なんでも美味しく食べられるがゆえに周りから舌バカの称号を授かったコバヤシでもわかるくらいなので信用してください。
![モンド君](https://kobayashimond.com/wp-content/uploads/2018/10/mond-e1557462241863.png)
BBQ時に隣の鉄板と焼き比べたところ、3割くらい早く火が通ってプリプリ感は5割増くらいに感じました
よく言われていることですが、安い肉でもかなり美味しくなります。焼く道具で全然味が変わるということを実感しました。
目玉焼き
![LODGEロゴ](https://kobayashimond.com/wp-content/uploads/2018/12/IMG_1126-1024x592.jpg)
スキレットを入手してまず始めに作っていただきたいのがロッジのロゴにもデザインされている目玉焼き。
すぐに作れて、すぐに違いを感じられるのが目玉焼きです。
火が通っているのにみずみずしさを失わず、箸を通すだけでプリっと切れる白身。
端っこで焦げた白身が繋がってなかなか切れない…なんてことはもうありません。
![モンド君](https://kobayashimond.com/wp-content/uploads/2018/10/mond-e1557462241863.png)
今まで普通のフライパンで作っていた目玉焼きは実はゴムだったんじゃないかと疑いたくなります
ロッジ買ったらまずは目玉焼き。これテストに出ますよ。
フレンチトースト
![スキレットでフレンチトースト](https://kobayashimond.com/wp-content/uploads/2018/12/IMG_2061-1024x576.jpg)
異性に出したら好感度アップ間違いなしのフレンチトースト。
実はめちゃくちゃ簡単です。そしてもれなく上手くできます。
スキレットで調理すればまるで勝手に焼き上がりをコントロールしてくれているかのよう。
スキレット表面の微妙な凹凸が焼き加減をいい具合にしているのではと勝手に思っています。
アヒージョ
異性に出したら好感度アップ間違いなしのアヒージョ。
食卓に出しても余熱でグツグツいって長くHOTな味わいを楽しめます。
インスタ映えも最高レベルですね。
オーブンで焼きカレー
![スキレット焼きカレー](https://kobayashimond.com/wp-content/uploads/2018/12/IMG_0679-1024x576.jpg)
昨日の余ったカレーをそのまま食べるのも面白くない…
そんな時はスキレットにカレーライスを盛り付けて、チーズと生卵を乗せて丸ごとオーブンにドーン!!
仕上げにバジルで色付けすればお店も顔負けの焼きカレーが簡単に作れます。
焼きカレーなのかカレードリアなのかは不明
やはり手入れは必要
![スキレットにオリーブオイルを塗る](https://kobayashimond.com/wp-content/uploads/2018/12/IMG_2064-1024x576.jpg)
いいことづくめに感じるスキレットですが、やはり鋳物ならではの宿命というものがあります。
使用するたびに(ほぼ)毎回お手入れが必要だということ。
正直ちょっと面倒です。しかし、スキレットにはその物自体を育てていく楽しみがあります。
手がかからないように育つまでには多少の時間を要しますが、それも含めて楽しんでもらえればと思います。
スポンサーリンク
スキレットはこんな人にオススメ
![スキレットでリゾット](https://kobayashimond.com/wp-content/uploads/2018/12/IMG_0725-1024x576.jpg)
気づいた人もいるかもしれませんが、今までの例は
調理らしい調理は全然していません。
要するに材料をブチ込んで加熱しただけのものが大半です。
もちろん、しっかりとしたスキレットレシピは検索すればたくさん出ます。
これを全国の料理下手の皆さんにぜひわかってもらいたい。
なので、スキレットは料理が苦手だけど料理でモテたい男子全般や、ラクしてSNS映えしつつ美味しい料理を作りたいお嬢様方にオススメしたいのです。
どうでしょう?スキレットが一つあればクオリティー・オブ・ライフが上がること請け合いです。
一緒にスキレットでエセ料理好きを名乗ってみませんか?
ちなみにスキレットで複雑な調理に挑戦したこともありますが、華麗に失敗しました。持っているだけで料理が上手くなるわけではないようです。
コメント