連続テレビ小説「麻を着た」。主演のコバヤシモンドです。
ユニクロの夏の定番となった感のあるプレミアムリネンシャツ。
以前から素材のクオリティーには定評がありましたが、今年はさらにシルエットをスリムに改良しファッション性も高められたとのこと。
今回は真夏の相棒、ユニクロのプレミアムリネンシャツをレビューします。
ユニクロのプレミアムリネンについて
そもそもリネンってなによ?
リネン(Linen)はしばしば「麻」と訳されますが、細かく言うと麻の一種である「亜麻」から取れる繊維のことです。
ひとくちに麻といってもいくつかの種類に分けられます。
日本語 | 英語 | 主な用途 |
亜麻 | Linen | 衣服など |
黄麻 | Jute | 麻袋やひもなど |
大麻 | Hemp | 衣服、ロープなど |
代表的な麻を雑にまとめたのが上の表です。どれも聞いたことはあるかもしれませんね。
大麻とも呼ばれるヘンプは使っちゃいけない使い方もあるので法律上取り扱いがややこしいですが、普通に繊維として有用です。
ちなみにどれも「麻」と分類されていますが、実は植物学的にはぜんぜん違う種類だったりします。
リネンの特徴
リネンは麻の中でも繊維が細くしなやかであり、ヨーロッパでは古来より重宝された素材です。
というのが大きな特徴です。
吸水力と発散性が高いということは、汗をかいてもべたつきにくく、すぐに乾くということ。さらに水分が蒸発するときには気化熱によって清涼感を感じることができます。
風通しも抜群で、実際にリネンの服を着ているとコットンのシャツと比べて明らかに涼しさが違います。
また麻は濡れると丈夫さが増すという特殊な性質があり、複数回の洗濯にも耐えまられます。夏の衣服の材料としては理想的といえますね。
ユニクロのプレミアムリネンシャツには高品質なフレンチリネンが100%使用されています。
明確に書いてないけどフレンチリネンということはフランス産の生地だと思われます
亜麻の種子も便利
余談ですがリネンの種子は「亜麻仁」、英語でリンシードといって食用になります。種子から絞った油は亜麻仁油といって食用のほか、油絵の具の材料や木材塗装にも使われます。
できる子すぎるやん
亜麻仁油を使った木材塗装に興味のある方はこちらもどうぞ↓
プレミアムリネンシャツ外観
今回コバヤシが購入したのは無地のホワイトとネイビー。他には無地のカラーバリエーションやストライプ、チェックなどの柄物もあります。
生地感
生地はさらっとしてかなり薄手。プレミアムリネンというだけあって繊細で上質な感じです。
リネンはシワがつきやすいですが、洗いざらしでラフに着ることが前提でしょう。クタクタになっても全然気にせずに使えそうです。
どの色も基本的にはナチュラルでざっくりした素材感ですが、ネイビーだけちょっと見た目の雰囲気が違います。
写真でどこまで伝わるかですが、独特の光沢がかなりカッコ良さげです。艶っぽいというかヌメッとした色気のようなものを感じます。
ンシャツは基本的にナチュラルテイストな雰囲気になるのですが、このネイビーだけはドレッシーに使えそうで面白いと思います。
デザイン
全体のデザインはユニクロらしくシンプル&ベーシックですね。
ボタンの前立てはフレンチ・フロントでスッキリテイスト。細かいところですがモードな着こなしにも相性がよくなる仕様です。
そしてシルエットは例年よりややスリムになり、着丈は1センチほど短くなった模様。
オンラインショップのレビューには「まだ着丈が長い」との意見が散見されますが、この着丈はタックイン(パンツに裾を入れる)する着こなしも考慮に入れているのだと思います。
ベーシックなアイテムだけに着こなしで差別化できるようにデザインを考えているのだろうと勝手な想像。
リネンシャツ着用写真
正面から
着てみました。
従来より裾まわりがスッキリ見えるように改良したとのことで、ユニクロらしい万人が着られるサイズ感でありながら野暮ったさは感じません。
白はボタンを開けて重ね着、ネイビーはボタンを閉めて着るのがなんとなくカッコ良さげです。
基本的に白はかなり下が透けるので、ボタンを閉めた状態で着るときはインナーには気を使った方がいいと思います。黒いTシャツが透けてるとかはちょっとダサく見えちゃいます。
理想は透けにくいベージュのVネックあたりですね。コバヤシは以前はエアリズムを使っていたのですが、最近はグンゼのカットオフに鞍替えしました。
綿が入っているので汗をかいても着心地がよく、着丈が短めなので下からはみ出ることもありません。エアリズムはちょっと丈が長いんですよね…
横向き・背面のショット
背中側の着丈はちょっと長めに感じます。これでも昨年よりは1cm短くしたらしいですが…まあだらしないというほどじゃないですね。
シルエットはなかなかキレイだと思います。
色が与える印象のせいか、ネイビーはなんとなくスマートに見えます。
この写真では伝わりませんが、生地の光沢感でなかなか色気のある表情を醸し出しています。
このキラキラ感があるのはネイビーのみなので、個人的にはかなりおすすめ。
コーディネート例
なんとなく、こんな感じで着てみたらどうかなーと考えてみたよ
帽子と靴以外はほぼ全部ユニクロでまとめてみました。
ZOZOのTシャツももちろんユニクロで代用可。
夏っぽく全体的にリラックス感を出した感じ。リラックスすぎるとフーテンの寅さんみたいになるので足元はドレスシューズにしてみました。
普通のパンツにタックインで着るのはダサくなりがちですが、ボリュームのあるワイドパンツを持ってくればバランスが取れます。
ベルトが見えるのでちょっとデザイン性のあるものを選びたいですね。
同じくユニクロの夏の定番「EZYアンクルパンツ」とも相性がいいです。
普通の白シャツだとただの量産型男子みたいな感じですが、プレミアムリネンで少しキャラがつきます。
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まとめ:万能選手プレミアムリネンシャツは「買い」です
何がすごいってこのプレミアムリネンシャツ、
2,990円(税別)
なんですよね。
お店で触ってみればわかりますが、このクオリティーでこの安さはすごいです。ユニクロは安いってのはわかってますが、それでもすごい。
デザイン的にも昔のユニクロみたいに絶対デートで着れないようなものでは無いです。というか全然カッコ良く着られる。
なんかもう、夏はユニクロだけで乗り越えられるんじゃね?という気がしてきました。というかコバヤシは最近ユニクロしか着てません。
もちろん、明らかにアウトな商品もいっぱいあります。これは事実。
ですがしっかり当たり商品をリサーチして買えば、あのユニクロがここまで…と感動すること請け合いです。
絶対はずしたくない人のためのユニクロレビュー記事はこちら
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