ども。コバヤシモンドです。
DIYを始めるときに入門書などに必ず乗っている技法が、木材同士を45°にカットして直角にくっつける「留め継ぎ」というものです。
作例では。45°の角度でノコギリで切って、ピタッと合わせればハイ完成!って感じなのですが
こんなんできる奴おるの?
横山やすし、西川きよし。
じゃない。言うは易し、行うは難し。
そう、普通の人間には正確に45°に切って、合わせてピッタリ90°なんてほぼ不可能です。
これを4回繰り返せば無限にフォトフレームができる!
なんて思った日には地獄です。全ての材料は完成を見ず犠牲となるでしょう。
それ相応の正確性の出る高価な機械か熟練の達人を用意しなければこんな芸当はできません。
でも、見た目だけはそれっぽくして強度も十分に出せる方法があります。
というわけで、今回はトリマーを使って留め継ぎ(っぽいもの)を作る方法を解説します。
素人でも直角の額縁風の留め継ぎを作る方法
冒頭でも触れたように、手作業で合わせて90°になるように正確に切断することなどほぼ不可能です。
ではどうするか。
正確じゃなくても大丈夫なようにしてやればいいのです。
必要な電動工具はトリマー。これだけあればなんとかなります。
方法としては、材料のくっつける部分同士を半分の厚さに削って重ねる「相欠き」の応用です。
手順は継ぎの項にて解説します。
作業の手順
接合したい材料を用意したらこんな感じに加工します。
お互いに角に合わせて45°に墨付けをします。
片方は斜めに切り落としてしまいます。間違って両方やらないように注意。
まずはこんな感じ。
削り取る面の深さ、厚みの半分をマークします。
あ、ちなみにこれ便利です。
トリマーを使って厚み分を削ります。
一度に1cmも削ると刃への負担が大きいので2〜3回に分けて削ります。
こんな感じになりました。
合わせると割と綺麗に合いましたね。若干隙間がありますが、実際には見えない部分で面で接しているので強度への影響はほとんどありません。
ボンドを塗ります。
なんか直角の謎のアイテムに固定すれば正確に直角な留め継ぎができます。
この方法のいいところは仮に角度切りにズレがあっても強引に直角な状態で強度が保てることです。45°切りの方法では0.1°ズレても接合できなくなるので…
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見た目だけはそれっぽい留め継ぎ完成
ボンドが乾燥すれば、強度十分で見た目もいい感じの留め継ぎ(実際は相欠き)が完成しました。
ちなみに裏を見ると本物の留め継ぎではないとバレます。バレますが、別にええやん(開き直り)。
ボンドだけだと強度が心配であれば、裏側から重なっている部分にビスの1発でも打っておけば安心です。相互作用で外れることはまずありません。
この技を使ってサイドテーブルの脚を作りました。割とまともに見えるかと思います。
色は、ワトコオイルのナチュラルとチェリーを9:1で混ぜてチークっぽい色にしてみました。
天板は「樹のシート」を使ったチーク突板仕様です。
トリマーを使うのがやや面倒ですが、ほとんど失敗しない方法だと思いますので、ヒマな人はぜひ試してみてくださいな!
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