暖房効率を最大にするサーキュレーターのおすすめの使い方を解説するよ

台に乗せたボルネードのサーキュレーター VFAN2P
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コバヤシモンドです。

サーキュレーター、使ってますか?

バケモンド君
バケモンド君

あの扇風機みたいなやつでしょ?夏は使うけどね

モンド君
モンド君

形は似てるけど、全然違うものだよ!

扇風機は人に風を当てるための機械ですが、サーキュレーターは人に直接風を送るためのアイテムではありません。

空気を循環させて部屋の温度を均一にするためのもの…というのはなんとなく知っているかもしれません。

しかし、夏のエアコンと一緒に使うイメージが強いのか、冬はサーキュレーターの出番じゃないと考える人のなんと多いことか。

サーキュレーターは冬に暖房と一緒に使ってこそ効果が発揮されるものなのです。

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サーキュレーターは暖房には意味がない?

反射式ストーブとネコ
反射式ストーブとネコ

「あんな扇風機みたいなもん冬に使ったら寒くなるだろ?」

実際にコバヤシが知り合いに言われたセリフです。確かに風が出るから涼しくなってしまうような気もします。

しかし、サーキュレーターは「風を当てる」ではなく空気を移動させることが目的

実際に暖房をした部屋でサーキュレーターを1時間ほど正しい位置、正しい向きで稼働させると吹き溜まりや底冷えのないホカホカのお部屋にすることができます。

で、正しい位置はこうです

サーキュレーターを置く位置
基本は、部屋の隅に置き、対角線へ

使う暖房器具によって向けるべき風の方向は若干変わります。まずはサーキュレーターを使わない場合の空気の流れを見てみましょう。

暖房時の空気の動き

暖房を使った時の空気の温度

暖かい空気というのは周りよりも軽くなるため、部屋の上の方に浮かんでいきます。

しかし、空を飛べるタイプの人以外は部屋の下の方で生活することになると考えると、暖房のエネルギーの多くが活用されないことになってしまいます。

さらに、足元が冷えることによって底冷えを感じ、それに比べて頭の方は割と温度が高くなります。足が寒く感じるからと暖房を強くすると、頭の方はだんだん暑くなってボーッとしてしまう…

健康に良いとされる「頭寒足熱ずかんそくねつ」とは真逆をいくことになってしまうのですね。

これを解消させるのがサーキュレーターの力です。

サーキュレーターを使った場合

サーキュレーターを使った時の空気の動き

サーキュレーターは空気を循環させることによって、室内の温度を均一にすることができます。

そしてこれは冷房の時よりも暖房にこそ効果を発揮します

冷房の場合は部屋を冷やしたいわけですが、冷たい空気は自然と人間の生活する部屋の下の方に降りてくるので、強制的に空気を回さなくてもある程度目的を遂げられることになります。

(それでも均一にした方が快適ですが)

しかし暖房の場合、先ほど書いたように暖かい空気は自然と人から離れてしまいます。つまり、サーキュレーターを回してより効果が高くなるのは暖房の時だということです。

それでも感覚としては「部屋に風が吹く=寒い」と思ってしまうかもしれません。

が、風は人に当たらないように吹かせるのです。そして押し出された天井付近の暖気が春風のように壁際から降りてきます。

均一にならされた室温は思った以上に快適ですし、上に溜まった暖房エネルギーのロスが少なくなるため、サーキュレーターを回す前より暖房を弱めてもむしろ暖かく感じるくらいです。

石油ストーブに対する置き方

サーキュレーターの効果を最大限発揮するなら、熱源に合わせて配置と向きを調整するとよりGOODです。

熱が真上に上がりやすい石油ストーブを使う場合はこう!

石油ストーブを使った時のサーキュレーターの置き方
ストーブの真上を抜けて壁の隅に向かうイメージ

暖かい空気がもっとも溜まりやすいストーブ真上を狙ってサーキュレーターの風を送り込みます。

冷たい空気がたまる部屋のすみの床付近から風を吸い上げ、もっとも暖かい空気に混ぜ合わせて部屋中に分散。

これで部屋全体がポッカポカになること請け合いです。

図ではストーブが部屋の真ん中にありますが、部屋の隅にストーブがある場合も要領は同じです。なるべく対角の遠い場所から風を送り込むのがポイントです。

エアコンに対する置き方

エアコンの場合は、もっとも暖かくなるのは吹き出し口付近。

すなわち、サーキュレーターの位置はこう

エアコンを使った時のサーキュレーターの置く位置
エアコンの前を通って部屋の隅に向かうイメージ

やはり部屋の対角から、エアコンの吹き出し口をかすめるような位置を狙います。

エアコンは基本的に正面に温風を出すことになるので、斜め横から風を当てて分散してやるようなイメージです。

これがサーキュレーターを使って10年、さまざまな角度から効果を検証してきたコバヤシの実体験から得られた結論です(ヒマか)。

エアコンの風を真正面から受け続けるのは乾燥して辛いですし、エアコンの効き目に不満のある方は高価なエアコンに買い換える前にぜひ試してみてくださいな。

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まとめ:サーキュレーターは暖房にこそ使って欲しいアイテムです

風が出る=涼しむためのもの、というイメージから夏の季節家電に分類されがちなサーキュレーター。

しかしご覧いただいたように、実際に真価が発揮されるのは冬なのです。

どうも底冷えする、暖房をかけると頭がボーッとして調子が出ない、という方はぜひともお試しいただければと思います!

ちなみにコバヤシが愛用しているのはアメリカのボルネードというメーカーのレトロなサーキュレーターです。

けっこう高いですが、はっきり言って見た目のインパクトが価格のほとんどだと思いますw

もうちょっと安い普通のやつでもそんなに効果は変わらないと思います。

そして相棒のレトロデザインな石油ストーブについても別記事で紹介していますので、よかったら覗いてみてくださいませ!

レトロな石油ストーブ【トヨトミレインボーストーブ】で真冬を乗り切ろう
コバヤシモンドです。 冬の暖房器具としてストーブを検討している方は多いかと思います。 モンド君 エアコンってどうも体の芯が暖まらないというか、底冷えするというか。イマイチ快適じゃないんですよね… でも、ストーブの問題として一般的に見た目がダ...

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