ども。鬼滅のモンドです。
DIYをたしなみ、かつ鬼滅の刃を読んだ(観た)人なら必ずや考えるであろう
「禰󠄀豆子の箱作れるんじゃね?」問題。
というわけで作ってみました。
どうですか。このヒマ人にしか成し得ない仕事。
SNSとかですでに作っておられる方はたくさんいらっしゃるのですが、かなり原作に忠実に製作したつもりです。
というわけで同じく禰󠄀豆子の箱を作ってみたい人向けに製作過程を記しておきます
禰󠄀豆子の箱 材料と設計図
まずはどんな風に作るかですね。
構造自体は作りやすさを重視。複雑な加工をせずに板を組み合わせるだけにします。
本体は全て同じ規格の杉材、まわりの鉄板パーツはシナベニア板で再現。
上の図面を作ったソフト「もでりん」は単品販売もされていますが、ソーガイドというツールを購入すると無料で使うことができます。
ソーガイド自体めちゃくちゃ優秀なツールなので、興味がある方はソーガイドについても記事もどうぞ
あとは金物が少々。
多分こんな感じで足りたはず。塗料や道具などは別途必要になります。
材料の準備
ホームセンターで買ってきた材料です。
本当は禰󠄀豆子の箱は「霧雲杉」で作られているようですが、あいにく近所には売っていなかったので秋田県産の杉プレナー材を使用します。
表面にあらかじめカンナをかけてスベスベにしてくれている木材です。下処理が楽なのでDIYにぴったりですよ。
逆に「荒材」はヤスリがけなどが大変です。
カットして必要な長さに揃えます。先に出した木取り図の材料の真ん中に書いてあるのが長さの寸法です。
コバヤシの場合、
横板と背板は59cm
扉は58.9cm
天板と地板は32.6cm
にしたよ
シナベニア板は箱まわりの鉄板にするので、同じ幅にカットしていきます。コバヤシの場合は50mmにしました。
どうやって鉄板にするのかは後ほど解説!
ちなみにこの道具があると距離をコピーして正確な線が引けるので、パーツ量産におすすめです。
扉の横の厚い鉄の部分は細かいのを重ねて表現します。
扉の飾りパーツはコンパスでゴチャゴチャしてたらそれっぽいのができました。これも4mmシナベニアを切り出して作ります。
ジグソーか糸ノコがあると便利です。
>>丸ノコとジグソーってどっちがいいの?DIY初心者の悩みにお答えします
150mm幅の板を継ぎ合わせて300mmの幅にします。これは箱の横側と後ろの板になります。
なぜ300mmの板が元々あるのにわざわざ150mmをつないで作るのかというと、原作では
- 横と後ろの板は継ぎ目あり
- 天板と扉は継ぎ目なし
だったからですね。ディテールにもとことんこだわります。
ちなみにコバヤシはビスケットジョイントという方法でつないだのですが、ほとんどの人はそんな道具を持っていないと思います。
ビスケットジョイナーがなくてもタイトボンドを使えば、貼り付けるだけでもかなりの強度を得られるのでおすすめです。
禰󠄀豆子の箱 塗装
本来は「岩漆」を使うのですが、ホームセンターには売っていなかったので別の方法を。
使用したのは「水性オイルフィニッシュ 和」。
「水性」の「オイルフィニッシュ」で成分が「アクリル樹脂」というなんかよくわからない塗料でしたが、和風に仕上げたいのでちょうど良いかな?と思って選びました。
一応言っておくと、「水性」「アクリル樹脂」の時点でオイルフィニッシュではありませんので。
塗料の正体はともかく、発色は悪くなさそうですね。基本は2回塗りになります。
ひととおり塗り終わりました。色を塗っていない部分は鉄板パーツをつける予定の部分です。
塗装してしまうとボンドがつきにくくなるので注意!
原作通りの4枚継ぎに見えるようにカッターで切れ込みを入れます(ここまでしなくても良いと思いますが)。
鉄板のパーツも塗っていきます。使用するのは「アイアンペイント」です。
アイアンペイントについては別の記事で解説しています。
>>ターナーアイアンペイントの使い方。剥がれる素材に塗る方法も解説!
塗りました。
ただのベニヤ板が鉄にしか見えなくなりました。相変わらずすごい!
では部材の準備ができたら組み立てに入りましょう!
禰󠄀豆子の箱 組み立て
鉄パーツをタイトボンドで圧着します。パーツ同士の間は均等になるように。
板同士を直角につないで行きます。
形ができてきました。この辺が一番楽しいですね。
ちなみに接合は全てビスケットジョイントを使っています。別にビス留めでも良いのですが、ネジ頭が見えると原作再現度が下がってしまうので。
まあそこはこだわり度しだいですね。
蝶番で扉をつけます。
蝶番の綺麗な付け方はこちらのブログが超絶わかりやすくて参考になります。
箱の中には棚受けをつけます。忠実度は若干下がりますが、収納BOXとしての実用性を取りました。
天板をつけて、三方金具をつけたらボンドが乾くまで固定します。
で、最後に取手をつければ…
完成です!(๑•̀ㅂ•́)و グッ!
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炭治郎もびっくり!な禰󠄀豆子の箱の完成
けっこう頑張ったつもりですが、どうでしょう??
途中で何度も「俺は一体何をやってるんだろう?」と自問自答していましたがもうそんなことはどうでも良いです。
棚板を入れると一段がちょうどA4の本などが入る高さに。
ちなみにこれはプレゼントする姪っ子姉妹が2人で使えるようにと思って急遽追加した設定です。
棚受けの先端に磁石を仕込み、扉がピタッと閉まるようになっています。
後ろ側。背負い紐は付けませんでした。収納ボックスとして置く場合は明らかに邪魔になるので。というか面倒くさいので。
こうして手塩にかけた箱ですが、無事に姪っ子たちにもらわれていきましたとさ。
いらんって言われなくて良かったぜ
さあ、みんなも禰󠄀豆子の箱を作ってみよう!!
誰もやらんと思うぞ
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