こんにちわ。DIYヤーのコバヤシモンドです。
インテリアにこだわる人にとっては、日用品のちょっとしたダサさが気になる…ということもあると思います。
かといってオシャレなアイテムはやはり高い。
気軽に全てを揃えることもできません…
なら、改造しちゃいましょう!
気に入らないものは、気に入るようにしてしまおう。それがDIYヤーの強み!
そこで、こちらのアイテムの登場です。
今回は、塗るだけでなんでも金属の質感にはやがわり!と評判のアイアンペイントを使ってみました。
ボトルがすでにオシャレですね。もうすでにインスタで人気者になれるような気がしてきました。
しかし…実はコバヤシはこういう「◯◯風」のようなフェイク加工は邪道だと思っていたクチなのです。
ところが、使ってみたら見事に手のひらをひっくり返す結果となりました。
今回の犠牲者
今回実験台になる生まれ変わるのはこちら。
エステーさんのルームフレグランス。
安物にありがちなツンとした刺激もなく、この価格帯のものでは断然いい香りでお気に入り。
しかし、問題はプラスチックのキャップが若干ダサいこと。
これさえもうちょっとカッコよければいうことないのですが。
というわけで、こちらのキャップにアイアンペイントを施しまっす!
アイアンペイントとは
アイアンペイントは、その名の通り塗ったものをまるで鉄のような質感に早変わりさせるエンターテイメント系DIY塗料です。
今回使用したのは、塗料メーカーの大手「ターナー色彩」の「ターナーアイアンペイント」です。
DIY向けの塗料を作っているメーカーは色々ありますが、ターナーさんは色のセンスからパッケージデザインまで垢抜け感がピカイチですね。
ターナーアイアンペイントには
の8色があります。
このうち、リアル感が高くてオススメなのは
の2色です。
今回はザ・鉄といった感じのアイアンブラックを使用しました。
アイアンペイントを塗ってみる
どんな便利な塗料でも使い方によっては失敗してしまうことがあります。
うまくいかなくて「この塗料ダメじゃん!」と判断してしまってはもったいないというものです。
失敗して時間と費用をムダにしないために、予習をしておきましょう。
アイアンペイントが塗れる素材
塗料にはそのまま塗れる素材と、塗っても剥がれてしまう素材があります。
アイアンペイントは「木材、硬質塩化ビニール、紙、ダンボール」にはそのまま塗ってもよく定着します。硬質塩化ビニールとは、金属でない水道管パイプみたいな素材です。
金属やガラス、プラスチック(種類による)にはそのまま塗ると乾いた後にペリペリと剥がれてしまうよ
でも安心してください。ちゃんと方法があります。「プライマー」を先に塗り乾いたらその上からアイアンペイントを塗ればOKです。
プラスチックはそのまま塗っても割と大丈夫なものもありますが、見分けは難しいのでとりあえずプライマーは塗っておきましょう。
あとで書きますが、コバヤシも一度そのまま塗って失敗しました。ケチらずにプライマーはちゃんと使いましょう。
塗る前に混ぜよう
フタを開けたところ。水性塗料なのでシンナーなどは入っておらず、匂いも気になりません。室内の使用でも安心です。
写真では伝わりづらいですがラメっぽい粒が入った黒いペンキみたいです。
こってり粘度高めの塗料です。よく混ぜた方が良さそうです。
混ぜる時には細い棒よりも、写真のような平たい板みたいなのを使った方がキレイに混ざります。
アイスを買った時についてくる木のスプーンがちょうどいいよ
アイアン塗料の効果的な塗り方
説明では「ハケや筆でトントンと叩くように塗る」とありますが、DIYヤーとしてのコバヤシのカンではスポンジを使う方がより雰囲気が出る気がしました。
スポンジに含ませてポンポンと押し付けるように塗っていきます。
うん。やっぱりハケより具合がいい。
ハケを使うとどうしてもハケ目(ハケを引きずったような跡)が残ります。
スポンジでポンポン塗っていくと全体に均一な凸凹模様になります。
塗り終わって一時間くらい乾かします。
そのあと、二回目の塗りを同じようにしてさらに一時間乾かします。
塗装後の仕上がり
えっ…すご。鉄やん。
楽し〜!ナニこれ?ステキやん!泣けるやん。
まったく、邪道とかいって試しもしないのに見下してるようなヤツの気がしれません。そいつの愛車をアイアンペイントで全塗装してやりたいくらいです。
よりリアルな鉄に近づけてみよう
相当にクオリティーの高い塗料ですが、わずかにペンキ的な光沢と均一すぎる不自然さは残ります。
そこでもう一手間。
スポンジやすりで軽くこすります。
紙やすりでもいいんですが、スポンジやすりの方が研磨キズがつきにくいです。
なるべく細目の物を使いましょう。コバヤシは3M社の「スーパーファイン」を使いました。あまり力を入れず、撫でるようサッサッサッと短いストロークで磨きます。
こうすることで、ツヤを抑えてところどころ白くくすんだようになりました。この方がよりリアルな鋳物感がでますね。
なんかのおまけでもらった南部鉄器のトレーと比べてみます。
肉眼でも見分けがつかないレベルになるよ!
エステーのプスチックの蓋も、まるで南部鉄器の香炉のようになりました。
アイアンペイント、めっちゃ応用できそうです!
金属への塗装(※そのまま塗ると剥がれます)
こうなると調子に乗ってもっと使いたくなるのが人のサガ。
ホームセンターで買った安物の家庭用あと付けライティングレール。
これもアイアンペイントを塗っちゃいます。
外しました。ごく普通の乳白色の金属ボディーです。
同じようにスポンジでアイアンペイントを塗布します。
で、完成です。
こ、これは予想以上の出来!まるで49,800円くらいのものにみえませんか?
重厚なキャストアイアンのゴツゴツ感がバッチリ再現されています。
プラスチックに塗ったものは触るとバレますが、金属に塗ったものは触ってもまずわからないよ
結論。アイアンペイントはめっちゃ使える。
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まとめ:アイアンペイントは簡単な上に超使えます
今回は2例しか試していませんが、アイアンペイントはいろいろな用途に使えてDIYの可能性をぐっと広げる良アイテムだと断言できます。
一方で、アイアンペイントには「向いているもの」と「向いていないもの」があると感じました。
この場合の向き不向きは「塗れるか塗れないか」ではなく「いい感じに見えるかどうか」を独断で判断してます
向いていないもの
まず、ガラス瓶など作例ではよく見ますが、やはり鉄でできていると不自然に見えます。
形にもよりますがあのなめらかなフォルムは鉄には似合わないかな。
薄いブリキのバケツや紙箱も、イマイチですね。
鋳物はそこそこ厚みのあるものですし、こんな重いもので箱は不自然に感じてしまいます。
また、こういうアイテムはやはりバレないことが美学だと思うので、よく触るものも避けたいですね。
「これ、実は塗料なんだよ〜」って自分から言うのもなんかよくない気がします。
整形していることを公言しているアイドルみたいで冷めます。
向いているもの
裏を返すと、上記の条件の逆のものはバッチリ合うと思います。
窓のサッシみたいな建具とかもいいんじゃないでしょうか。
家電製品なんかもうまくハマればかっこよくなるでしょう。
以上、DIYヤーコバヤシのアイアンペイント初挑戦でした。
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