ども。コバヤシモンドです。
DIY木工には慣れてきたけど、なんかこう、マンネリになってきたというあなた。
どうも作品がカクカクして誰が作っても同じようなデザインにしかならない…というあ・な・た。
そろそろオリジナリティーがあって垢抜けたものを作りたいなら
トリマーを使いましょう!
んー、ちょっと興味あるけど何ができるかよくわからないし、なくても困りはしないし…
そう、確かにトリマーは絶対必須ではないです。が、あると作品の質がグッと上がります。
それこそ今までプロの仕事だと思っていたこともできるようになるのです。
というわけで、この記事では電動工具・トリマーの素晴らしさを語っていこうと思います!
いろいろ便利な電動工具、トリマー
トリマーはノコギリなどと違って、無くても作品制作じたいはできます。
しかし、コレがあることで作品の質がグッと上がり加工精度とスピードもシュッとするのですね。
トリマーの特徴はなんと言ってもその応用範囲の広さ。このトリマーの活用術だけで何冊も本が出ているくらいです。
電動ドライバーとか丸ノコでは一冊の本までにはならないよね
とりあえずこの記事では「基本的にこんなことができるよ!」というのをご紹介します。
トリマーの基本的な用途
活用法が無数にあるトリマーですが、代表的な使い方が溝掘りと面取りです。
基本中の基本といった作業ですが、トリマー以外でやるのはとても困難。名人級の人なら手作業でもできるかもですが、めちゃくちゃ時間がかかるでしょう。
この二つができるようになるだけでもトリマーを手に入れる価値は十分にあると言えます。
溝掘り
DIY入門の本にはノミで溝を掘る方法が書かれていたりしますが、マスターするには10年くらいかかるでしょう。
なんで入門の本にそんな高等技術が紹介されているのかが謎だよ
しかしトリマーなら1分で超絶キレイな溝が掘れます。
組み立てものを作る際にはとても重宝する技術で、棚板をはめ込むのに使うと強度、仕上がりの美しさ、組み立ての簡単さなどが格段に上がります。
材料の加工・組み立てができれば中級者以上のレベルといっていいでしょう。
面取り
材料のフチをきれいな形に整えることを「面取り」と言います。
角がきれいに丸く整えられているだけでもちゃんとした製品っぽくなりますね。
また、ビットの形しだいで色々なデザインに加工できます。
モールディング(飾り縁)仕上げにした作品は、手作りしたとは思えないクオリティーとなります。
先に紹介した溝掘りと面取りを組み合わせれば、こんなアンティーク風フレームも自作可能。
応用編〜ワンランク上の作品へ
トリマーを応用すると
えっ、こんなもの自分で作れるの?
自分でできるの?
みたいなことが現実になります。
DIYヤーから木工家になった気分です。マジで。
それではトリマーでできるワンランク上の加工を2%くらいご紹介しましょう。
ディッシュビットでお皿を作る
丸くて底が平らな「ディッシュビット」を使えばお皿のくぼみを掘ることができます。
「ディッシュ」はお皿の意味ですね。
コバヤシが作った例はこんな感じ。
食パンに最適なサイズとなっています。ていうか後から最適だと気づいた模様。
ノコギリやジグソーで「二次元」の加工はよく見ますが、こういう「三次元」の加工ができると
俺やるんちゃう?
とか思えますし、食べ物を盛ればインスタ映えもバッチリ。
自己満足できてSNSでドヤることもできて、うれしきことかぎりなし。
曲がった板を真っ直ぐに修正
材料の板が曲がっている。
DIYヤーなら誰もが経験するであろうこの悩み。
水で濡らしてみたり、クランプで真っ直ぐな台に押し付けて伸ばそうとしたり、色々やってみることもあるでしょう。
一時は「矯正できた!」とか思っても次の日にはしれっと元に戻っています。
シャツ出しを注意された高校生かお前は。
ならば、削ってしまいましょう。
図のように曲がった部分を削り取ってしまえば板は真っ直ぐになります。板の厚みは少し薄くなりますが…
その他、手作業では不可能な加工も
質の高い木製品に見られるような精密な組み手加工はたいていトリマー(もしくはルーター)を使って行われます。
例えばマスなどに使われる「アラレ組」。
こんなのもトリマーを使えばできるようになります。
ちなみにコバヤシはこういった組み手加工はぜんぜんやってないです。
ズボラなんです許して下さい
おすすめ機種はBOSH「PMR500 パワートリマー」
で、トリマーっていっぱいあるけどどれを買えばいいの?って話ですが
コバヤシはBOSCHの「PMR500」パワートリマーをおすすめします
コバヤシが実際に使用しているのでポジショントークにはなってしまいますが、この子の良いところを耳の穴かっぽじってお聞きくださいませ。
値段以上のハイスペック
1万円ちょっとでこのスペックを網羅しているトリマーは今のところ他にありません。
このクラスのトリマーはたいてい400Wまでですし、500Wのモデルがあってもベースプレートがプラスチックだったり、微調整ダイヤルがなかったり…
BOSCHの価格設定が不思議なくらいです。
6年くらいこのモデルを使っていますが、今のところスペック不足を感じたことはありません。
手に馴染む上に美しいデザイン
他のメーカーのトリマーを見て下さい。
不格好な上に持ちにくそうだな〜とコバヤシは思ってしまいます。
BOSCHのトリマーを見て下さい。
単純にカッコよくないですか?
さらに持つところは握りやすいフォルムにわずかに弾力のある素材。美しさと実用性を両立しています
道具のデザインとはこうあるべき、と説教されている気分になります。
後はもう…デザインに関して文字で語るのは野暮というものですね。
アップグレード用のパーツが豊富!
別売のアクセサリー類が豊富なのもBOSCHのトリマーの特徴です。
中でも重宝するのがオフ・コーポレーションさんで購入できるベースプレート。
これをつけると作業時の安定性が格段にアップしますよ。
後はBOSCH専用ではないですが小型のトリマーテーブル。
いわゆるルーターテーブルは大型で導入しにくい…という人でもこれなら既存の作業台に装着できます。
手持ち操作ではできない高度な加工もお手軽に楽しめること請け合いです。
その他おすすめモデル
個人的には上記のボッシュパワートリマーでOKなのですが、場合によっては他のタイプの方がいい場合も。
というわけでボッシュにはない特殊スキルを持っているトリマーもご紹介します。
HiKOKI(ハイコーキ) トリマー M6SB
ハズレの少ない安定した品質が評判のHiKOKIのトリマー。このモデルの特徴はなんと45°の傾斜切りができること。
なかなか珍しい機能ですね。これを使えばストレートビットだけでも45°の面取りが可能。
斜めの溝を作ってスマホ・タブレットスタンドなんかも超簡単に作れてしまいます。パッとコバヤシが思いつくのはそれくらいですが、応用の可能性はかなり広いのではと思います
マキタ(Makita) 充電式トリマ RT40DRG
こちらは充電式でコードレスのモデル。
実際、大きな対象を加工することも多いトリマーはコードの使える範囲がネックになることも。しかし充電式ならそういったストレスは一切不要です。屋外でも心置きなく作業できます。
正直かなり高価ですが、マキタのバッテリーは他機種でも互換性があるので、すでに14.4Vの電動ドライバーや掃除機を持っている人は本体のみの購入ならセットの約半額で買えます。
あと安価な互換バッテリーもあるので(性能に関しては自己責任になりますが)そこまで手が出せない、ということはないと思います。
Bosch 10.8V コードレストリマー (本体のみ、バッテリー・充電器別売り) GKF10.8V-8H
こちらはBOSCHのコードレスタイプ。デザインがやたらカッコいいです。ボッシュらしいエルゴノミクスデザインで、小型で手に馴染む扱いやすい形となっています。
ただし、先程のマキタが14.4Vなのに対しこのモデルは10.8Vのバッテリーとなっています。パワー面では若干劣ると考えておいた方がいいでしょう。
ホームセンターにある材料くらいなら問題ないでしょうが、オークなどの硬い広葉樹が相手だとパワー不足を感じるかもしれません。
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まとめ:いかにも日曜大工作品からの脱却へ!
トリマーは手軽に導入できる電動工具の中でも最も作品の質を上げるのに役立つアイテムです。
特に「素人っぽさ」を脱却するには必要不可欠といってもいいでしょう。
これ以上の道具(ルーター、自動カンナ、バンドソーetc…)はさすがに一般人DIYヤーには手を出しづらかったりしますが、トリマーなら電動ドライバー、ジグソーなどと同じくらいの感覚で導入できますね。
じっさい、電ドラとジグソーとトリマーがあればそこそこの物が作れるようになるよ!
ここはひとつ、トリマーを導入して脱・DIY初心者にランクアップしてみましょう!
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