【わりと簡単】カシュー塗料で木のお皿をアンティーク風に仕上げてみた件

カシューのアンティーク風塗装 DIYテクニック
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ごきげんよう。コバヤシモンドです。

女子力高めのあいさつをしてみたところで、ちょっとマニアックな「カシュー塗料」のさらにキテレツな仕上げ方を試してみました。

なんとなく木のお皿なんかを作りたくて色々と仕上げ方を調べていたのですが、世の中には「白漆」というものがあるそうな。

モンド君
モンド君

ステキやん

しかし漆は塗装工程が特殊で、とても素人が思いつきでできるものではありません。

コバヤシのモノづくりは

譲れないポイント
  • できるだけ簡単に
  • 努力をせず
  • それっぽく見える

を信条としています。

というわけで、手軽に使える漆風塗料「カシュー」でそれっぽく仕上げることにしてみましょう!

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カシュー塗料とは

カシュー塗料の缶

カシュー塗料は漆の代用としても使われる塗料。

いわゆるホンモノの漆「本漆」は塗装の準備から乾燥の設備など、相当な手間と技術を要します。

そこで、手軽に漆っぽく仕上げられる塗料として使われるのが「カシュー」です。

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実際、普及品の漆器はこのカシューで仕上げられているものが多いとか。

カシュー塗料の特徴

カシューは本漆には劣るものの、性能としては近いものを持っています。すなわち

  • 耐水性に優れる
  • 耐熱性に優れる
  • 豊かで肉厚な塗膜を作る

と、食器に使える塗料としては頼もしい存在です。

DIYで使えて、なおかつ食洗機の使用にも耐えられるのはこのカシューくらいじゃないでしょうか。

ハケで塗り、自然乾燥でOKという手軽さは本家の漆と大きく異なります。

本漆は乾燥(正しくは硬化)させるのに湿度調整を必要とし、かなり手間がかかります。

原料

カシューナッツ
カシューで塗った皿にカシューナッツ

カシュー塗料はその名前の通り、カシューナッツが原料です。

と言っても食べられる実の方ではなく、殻に含まれる油脂を主成分になんか色々と混ぜて作られるそうな。

食用のカシュー・ナット(カシュー・ナッツとも)の実の殻(カシュー・ナット・シェル)から抽出されるカシュー・ナット・シェル・オイルを主成分として、フェノールメラニン尿素アルキドなどをアルデヒド共縮合することで製造される。乾燥(硬化)に湿度を要する漆では、漆風呂のような加湿設備を必要とするが、カシューの乾燥は空気中の酸素を取り込む酸化重合であるため、一般の塗料と同じ自然乾燥または加熱乾燥で行われる。

wikipediaより引用

うん。よくわからん。

カシューナッツはウルシ科の植物とのことで、漆と近い成分を持っているんでしょうね。と思う。じゃないかな。

バケモンド君
バケモンド君

解説がふわふわしている

準備する物

必要アイテム
  • 塗りたいもの(無塗装の木の皿など)
  • カシュー塗料
  • カシューうすめ液(ペイントうすめ液でも可)
  • ハケ
  • 木固めエース
  • サンドペーパー(#240〜#400)

重要なものはこれくらい。

あると便利くらいのものは解説文の中で紹介していきます。

塗装工程

木地をサンディング
工程に入る前にサンディングはしておきましょう

この記事では非公式で邪道な仕上げ方をするので、本家の人に見つかったら怒られるかもしれません。ご了承ください。

カシューを使ったアンティーク仕上げの塗り方はざっとこんな感じ。

アンティーク仕上げ手順
  • (省略可)
    木地を染める

    鉄媒染で色付け

  • 下塗り

    耐水性塗料で下地

  • カシュー塗布

    2回ほどカシューを重ね塗り

  • 研ぎ出し

    サンディングで表面をアンティーク風に

それでは一つずつ解説していきます。

生地を染める

桜の皿 木地
購入したお皿の木地

まずは仕上げたい材料を染めます。

この工程はただの見た目の問題なので省略してOKです。

上塗りしたカシューを削り落とした部分が渋い印象になるように、黒くしてみましょう。

方法は別記事で解説した鉄媒染てつばいせんのテクニックを使います。

この方法なら色落ちの心配がありません。

鉄煤染で染めた皿

キレイに黒く染まりました。ちなみに皿の素材はミズメサクラを使用しています。

木固めエースで下塗り

木固めエースECO

続いて「木固めエース」を使って下塗り。

木固めエースは強力な木製品用の浸透性塗料で、食器に使った場合でも乾燥後の安全性も確認されています。

一般の小売店に普及しているものではないため入手方法にやや難がありますが、食器などの仕上げには重宝します。

この記事のアンティーク仕上げでは一部カシュー塗料を剥がしてしまうため、木部保護のために木固めエースで処理をしておきます。

布で塗布してうすめ液で拭き取り・乾燥。これを二回ほど繰り返します。

鉄煤染した皿とノーマルの皿
塗布後は色が少し濃くなり光沢が出る

塗った後は#400くらいのペーパーで毛羽立ちを取っておきましょう。

カシュー塗布

カシュー塗料の缶

2〜3日たって木固めエースがしっかり乾燥したら、カシューを塗っていきます。

白漆をパクったオマージュした技法なので、白色のカシューで。

カシュー塗料を希釈
希釈はけっこうシビアに

カシューはそのままでは粘度が高すぎてうまく塗れません。カシューうすめ液で希釈します。

この希釈の割合がけっこうシビアで、コバヤシはカシュー10、うすめ液3の割合で希釈しました。

が、曲面を塗る場合は薄すぎると塗料が流れてやりにくかったです。この場合はうすめ液2くらいがいいかもしれません。

ちなみに専用のカシューうすめ液はちょっと高いので、「ペイントうすめ液」でも代用することができます。

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似てますが「ラッカーうすめ液」は使えないので注意!

木のブロックに滑り止めを置く
100円ショップで購入の滑り止め

ここは読み飛ばしてもOKですが、丸い皿を塗りやすくする方法を一つ。

木片などの上に粘着力のあるすべり止めシートをのせます。

回転テーブル
回転テーブルの上にテープで固定

それを回転テーブルの上に丸めたテープなどで固定し、その上に塗りたいものを載せるとこんな状態になりますね。

ハケでなくテーブルの方を回すとキレイに塗れる

こうしてハケではなくテーブルの方を回しながら塗ると、均一な力で塗料を塗ることができます。

なおかつ、本体に触って塗装を台無しに知ることもありません。

モンド君
モンド君

よくね?

カシューを塗り終わった皿

キレイに塗ることができました。乾燥したら皿をひっくり返して反対側も塗ります。

サンディングで研ぎ出し

白カシュー塗りの皿

カシューが完全に乾いてカチカチになったら、いよいよ仕上げのサンディング。

本来カシューはツヤツヤの光沢仕上げなので、ツヤを消すために#400の細目サンドペーパーで全体を撫でるように研磨します。

サンドペーパーと言いましたが、スポンジやすりの方が曲面にフィットして力加減もしやすいです。

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力を入れすぎると余計に塗装を削ってしまうので優しく研磨。

かなり根気がいりますが、焦らずに続けましょう。

全体のツヤが取れたら、部分的にうっすら下地が見えるくらいに塗装を落とすと雰囲気が出ます。

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仕上がりと使用感

白カシュー研ぎ出し小皿

で、出来上がりがこちら。

なかなか雰囲気が出ました。ちょっとわざとらしくなりすぎたかな?

カシューのアンティーク風塗装

最後により細かいペーパーでサンディングすると手触りもよくなります。

普通、塗料の剥げた部分は水が染み込んで傷みやすくなりますが、この作例では木固めエースで下地もガッツリ耐水にしてあるので問題なし。

バケモンド君
バケモンド君

食洗機に入れてもOKだよ

ついでに一緒に作ったコースター。

モンド君
モンド君

ただの輪切りの木材に同じ処理をしただけ

こちらは鉄媒染をしていないのでナチュラルな仕上がりです。半年以上使っていますが水による変色やシミなども一切なし。

教科書通りのカシュー塗装ではないですが、なかなかの雰囲気も出せて、耐久性もバッチリなこの塗装、いかがでしょうか?

というか、ちゃんとしたカシュー塗装が難しすぎて全然成功しないので、もはやこれしかできる気がしねぇ。

カシューを買ってみたけどうまくできずに持て余している人は一度お試しくださいませ!

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