コバヤシモンドです。
正直いって邪道ですよ。アンティーク風塗装なんて。
アンティークの雰囲気というのは長い年月を経てモノに宿った魂のような存在です。それを気軽にマネしたところで、所詮は紛い物なんです。
…
でも、実際超楽しいよね、アンティーク風塗装!
ニセモノとはいえ、いや、ニセモノだからこそ、DIYヤーの腕の見せ所というものです。
というわけで、今回は邪道DIYヤーのコバヤシモンドが「クラッキングメディウム」を使ったひび割れ塗装を試してみました!
ひび割れ塗装の素、クラッキングメディウム
今回使用するのはターナーミルクペイントシリーズの特殊塗料「クラッキングメディウム」です。
こちらは下地材としてのアイテムで、このクラッキングメディウムを塗ってからミルクペイントを上塗りすれば、フレンチアンティークによくみられるひび割れを再現できるというモノです。
長い年月をかけて生まれた味わいを1日で出せてしまうという、まさに歴史の捏造ですね!
他に言い方ないんか?
クラッキングメディウムを塗ってみた
作業手順はざっとこんな感じ!
- STEP1材料の下処理
#120〜#240のサンドペーパーで研磨
- STEP2下地の色を塗る(省略可)
ひび割れた時に見える下地の色を塗る
- STEP3乾燥
下地に塗った塗料が完全に乾燥するのを待つ
- STEP4クラッキングメディウムを塗る
先に塗った塗料の上からクラッキングメディウムを塗る
- STEP5少し乾燥
クラッキングメディウムを塗ってから15〜20分くらい待つ
- STEP6割れさせる上の色を塗る
素早く、迷いなく一筆で塗ること。
- STEP7乾燥させてでき上がり!
いい感じにひび割れたら完成です!
なんか表にすると面倒くさげですが、要するに塗って乾かすを繰り返すだけです。
ちなみにSTEP4〜7は時間制限があるので、なるべく余裕を持って作業するのがいいですよ。
今回はスノーホワイトをひび割れをさせて、割れ目からビンテージワインをチラ見せする感じで行こうと思います。
ちなみに今回は90×100cmくらいの板を塗りましたが、どれも200mlのボトルで十分足りました。
ミルクペイント(下地)を塗る
木材を軽くサンドペーパーで研磨してから、まずは下地となるビンテージワインを塗ります。
塗っている途中の写真は撮り忘れました(*´-`)。
まだらですが、下地だから別にいいのです。
ちなみに割れ目からナチュラルの木目がそのまま見えてもいいという人は別にこの工程は飛ばして直接クラッキングメディウムを塗っても問題ございません。
クラッキングメディウムを塗る
先に塗った塗料が十分に乾いたら、クラッキングメディウムを塗ります。
クラッキングメディウムを塗ってから最後のスノーホワイトを塗るまでの時間によってひび割れ具合が変わります。
なので、塗り初めから時間を測っておいた方が無難です。
コバヤシは塗り初めの時点でストップウォッチを作動させました。
クラッキングメディウムはやや黄色みがかったとろーりとした液体。塗りにくくはないですが乾燥しすぎると効果がなくなってしまうので、広めのハケで手早く塗り広げましょう。
90cm×100cmの板にクラッキングメディウムを塗るのに要した時間は約6分ほど。
メディウムを塗ってから上塗りまでは10分〜20分が推奨されていますので、さらに大きい面積を塗るときは時間配分を計算して塗り分けた方がいいかもです。
ちなみにコバヤシは塗り始めてから11分後に上塗りをしました。後述しますがもう少し待ったほうがよかったかもしれません。環境は気温15℃くらい、晴れでした。
触って指につかないくらいに乾いたら上塗りを始めます。
ミルクペイント(上塗り)を塗る
メディウムを塗り始めてから11分後、上塗りのミルクペイント・スノーホワイトを塗ります。
事前に調べたネット情報では塗った直後は変化がなく、時間が経つにつれてひび割れが起きてくるとのことですが…
塗ったそばからバリバリ割れてくるじゃねぇか。
クラッキングメディウムを塗ってからの時間が短かったようです。もう4〜5分待てばよかったか。。
これは誤算です。ハケに取ったミルクペイントが少量だと、十分に色が乗っていない状態で割れてしまうので、完成イメージとは違う仕上がりになってしまいます。
焦って重ね塗りをしましたが、これは失敗でした。ひび割れ始めた塗料と重ね塗りした塗料がダマになってぐちゃぐちゃに…。
最初の方に塗った左、下はイマイチな仕上がりです。
初めは若干失敗しましたが、やっていくうちに慣れました。
綺麗に塗るコツとしては、ハケに塗料を多めにとってかすれないように一筆で塗るのがポイントですね。
最後の方はわりかしうまくいったので、こんな感じです。
割れた部分は別にパリパリと塗料が剥がれることもなく、しっかりと密着してくれています。確かに雰囲気が出ますね!
試してわかった注意するべきところ
やってみていくつか注意すべき点がわかりました。
まあちょっとコツがいりますね。。。できれば少し練習してから本番に挑んだ方がいいかもです。
↑最初の方に塗って失敗した部分。白を薄く塗りすぎて焦って重ね塗りしてグチャグチャに。下地は見えるはダマになるわで残念な仕上がりになってしまいました。
後の方でうまくいった部分。メディウムを塗って15分後くらいに、多めにとった白をスッと一筆で塗り広げたら、キレイに割れてくれました。
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結果はまあまあ満足!いろいろと試したくなる遊べる塗料でした
ぶっつけ本番でやったら若干失敗した部分もありましたが、ちゃんと練習すればかなりいい仕上がりになりますね。
でかい板というよりは小物に威力を発揮しそうな感じです。
使いすぎるとうざったくなりそうですが、色々とアクセントとして使うには面白い塗料だと思います。
面白そうと思ったらぜひ試してみてくださいな!
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