ども。自分すらコントロールできないコバヤシモンドです。
突然ですが、このたびコバヤシの長年の願望が実現したことをご報告いたします。
ダルルルルルルルルル(ドラムロール)
部屋から「リモコン」を一掃することができました!
わーい!ドンドンパフパフドンドンパフパフ
いやもうリモコンって大嫌いだったんですよね…
どこがイヤなのかと答えるともうキリがありません。
みんなもこんな経験ないですか?ありますよね?あると言え
しかし、こんな苦悩を解決するアイテムに出会うことができました。
それがNatue Inc.のスマートリモコン「Nature remo」です。
今回はこの「Nature remo」の小さい方「Nature remo mini」を実際に使ってみたレビューです。
日本のリモコン問題の解決へ
リモコンなんて無くてもスマホで全部操作できるようにしてほしい。
最近ではスマート家電やスマートスピーカーでリモコンいらず、という電化製品も増えていますが
ウチの20年くらい使ってるエアコンなんかスマート対応のわけないし…
いやさすがに買い替えなよ
しかし、この「Nature remo」はなんと
「旧式の家電」でもスマホで操作できるようになる
という優れものでした。
それこそ20年前の家のエアコンでも
みたいなことができるようになりました。
なぜ今まで使っていなかったのか…これは革命にございますぞ。
スマホ→リモコン化の仕組み
一般的に家電のリモコンは赤外線によって操作の信号を送ります。
一方、スマホやスマート家電はwi-fiやbluetoothで通信します。
この方式の違いが両者の壁となっていたわけですね。
「Nature remo」はその橋渡し。スマホからwi-fiで命令を受け取ったら、赤外線で家電へと伝えるというものです。
これでインターネットとは無縁の旧式家電も間接的にスマート化できるという仕組みですね。
使用にはwi-fi環境が必須
買う前に注意しなければいけないのが、上記のような仕組みなので「Nature remo」は
wi-fi環境がないと使えない
ということです。
wi-fiがないと完全に無用ノ介なので気をつけましょう。
「Nature remo」を使うために!っていうのを別にしても、自宅に安定して使えるwi-fi通信環境があると精神的に楽になります。
毎月のギガがギリギリで神経をすり減らしている人はお得なネット回線もあるので導入を検討してはいかがでしょうか。
購入モデル Nature Remo mini
コバヤシは小さくてお手頃な「mini」な方を選びました。
Nature Remo 通常版とminiとの違い
Remo | Remo mini | |
センサー | 温度、湿度、照度、人感 | 温度のみ |
重さ | 約61g | 約29g |
付属ケーブル | USBケーブル(2m) | USBケーブル(1.5m) |
取り付け | 両面テープ | 壁掛け穴 |
miniも基本的な使い方は同じで。通常タイプと比べてセンサーは温度だけですが、お試しには十分かと。
センサーが多いとできることも増えるよ。詳しくは後ほど
またamazonレビューでは結構ダメな意見も多く、高い方を買うのに不安があった面もあります。
結果的にその不安は全く問題になりませんでしたが。
外観
素材はプラスチックですが、マットな質感のホワイトで安っぽくはありません。
ロゴマークはシンプルでカッコいいと思います。
リセットボタンは無線接続を初期化するときなどに使います。
電源は有線式。USBで電力を確保しましょう。
付属品
電源を取るためのUSBケーブルは付いていますが、一般のコンセントに挿すためのアダプターは付いていません。
適当なものを持っていない人は別途用意する必要がああります。
初期設定
付属の説明書にはほとんど説明はありません。基本的にはアプリをスマホにダウンロードして指示通りに進めればOKです。
最近のIT系製品はみんなそんな感じですね。
説明書とは一体
自宅のwi-fiにつなぐ
手順は
- nature remoを電源につなぐ
- アプリを起動する
- スマホでRemoのwi-fiに接続
- 次にスマホを自宅のwi-fiに接続
- するとRemoが自宅のwi-fiと繋がる
といった流れです。
指示通りに操作すれば難しいことはないのですが、コバヤシは
④自宅のwi-fiに接続
でちょっと手間取りました。
「セットアップに失敗しました。もう一度試してください」
というメッセージが出た場合、コバヤシはもっとルーターに近い距離の電源に移動してやったらあっさり繋がったので、同じようにうまくいかない人はご参考ください。
いちど接続に成功したら多少離れても問題なく使えたよ
リモコンを設定
いよいよリモコンをスマート化。
まずはもっともダサいエアコンのリモコンを登録します。
アプリを開き「新しい家電を追加」します。
まずは家電の種類を選びます。
そしてリモコンの登録方法は2つあります。
方法① リモコンで信号を送る
1つ目は、Remo本体に直接リモコンの信号を送る方法。
Remo本体に向かってリモコンの電源ボタンを押すだけ。めちゃ簡単です。
アプリのホーム画面にエアコンが登録されました!
方法② アプリ側で検索する
もう1つの方法は、アプリ側からの検索で対象のリモコンを登録する方法です。
試しに東芝のテレビのリモコンを登録してみます。この画面で「リモコンがないとき」をタップします。
「東芝」を選びます。
ちなみに、メーカーの一覧は家電の種類によって変わります。「掃除機」とかならアイリスオーヤマみたいなメーカーもラインナップされています。
しっかりテレビのリモコンになります。すごい…
ボタンが多すぎて1画面に入りきらないですが、画面をスクロールさせてボタンを選ぶことができます。
この方法のメリットは「リモコンが故障した」「無くした」という時にも対応できることです。
わざわざリモコンを修理したり買い換えるよりもRemoを導入するという選択肢もアリですね。
Nature Remoを使ってみよう
普通に操作してみる
では、さっそく登録したエアコンを操作してみます。
スマホで操作してからエアコン本体に信号が届くのに1秒ほどタイムラグがありますが、普通に使えます。
20年以上の芸歴を持つエアコンをスマホで操作できるというのは、思った以上の快感です。
どれも問題なくこなせます。
何より、インターネットに繋がってさえいれば地球の裏側からでも自宅のエアコンを操作できるという事実には感動すら覚えます。
これなら外出先で「エアコン消し忘れたかも…?」なんて不安に襲われることはありません。
応用編:ルール設定をしてみる
さらにRemoには「ルール」なるプログラムを組むことができます。
ざっくり説明すると、Remo内臓のセンサーによって
などといったことを自動的に行うように設定することができるのです。
す〜ご〜い〜よ〜
では、家に帰った時にちょうどエアコンがついた状態になるようにルール設定をしてみます。
任意の地点(この場合は自宅)の50m以内に入ったらエアコンが起動するように設定しました。
任意の地点は地図上から選ぶことができます。極端な話「職場の近くのコンビニに近づいたら家のテレビをつける」みたいな意味不明なこともやろうと思えばできます。
…さて、家に帰ってみました。果たしてどうなっているでしょうか。
ついとる!!
しかも全然冷えてないこの感じ。確かに50mに近づいた時に起動したばかりのようです。
本当に20年前のエアコンがスマート家電に生まれ変わりました。
しかも邪魔なリモコンは根こそぎ片付けられた。
Natute Remoよ、君は神なのかい?
注意点
コバヤシ的には100点に近いRemoですが、少し気をつけておきたい部分があるので紹介しておきます。
操作可能なのは本体と同じ部屋の家電
先に書いたように、Remoは本体から赤外線を送ってリモコンの役割をしています。
よって、本体から赤外線が届かない範囲、つまり別の部屋の家電までは操作できないということになります。
アプリ内に複数のRemoを登録することはできるようなので、部屋数分のRemoを用意すれば家中を遠隔操作することもできると思います。
wi-fi が止まると使用不能に
スマホからの指令は自宅のwi-fi環境に依存します。
つまり、自宅のwi-fiに障害が出るとRemoは思いっきり影響を受けます。
それこそ通信業者のトラブルでwi-fiが不通になったりするとRemoも使用不能になってしまいます。
そのときに備えて純正のリモコンは処分せずに保管しておきましょう。
対象外のメーカーもある
ほとんどのメーカーの製品に対応しているRemoですが、家電メーカーとして認知されていないような製品には対応していないものもあるようです。
コバヤシが前にホームセンター購入した「どこやねん」って感じのメーカーの照明のリモコンは認識してくれませんでした。
だから厳密にいうとリモコン一掃はできなかったの。。
でも、いわゆる「家電」であればほとんど大丈夫だと思います。
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Nature Remoのスマートホーム化で生活が変わります
元々はオシャレじゃないリモコンを家から一掃したいという理由で導入したNature Remoですが、効果としてはそれ以上のものがありました。
だって一人で家に帰っても照明とかエアコンとかそれこそテレビまでついた状態で自分を迎えてくれるのです。自分が独身だということを忘れそうです。
誰かが「買い物は自分をアップグレードさせる」みたいなことを言っていましたが、こういう新しい体験をすることはリアルに発想力の向上やテクノロジーの勉強にも役立つと思います。
スマートホーム化やIoTなどに少しでも関心のあるアナタ、6,000円ちょっと出すだけで意外と実現しちゃうのですよ。
すでに「未来はぼくらの手の中」ですね!
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