お世話になっております。会社の畜産物、コバヤシモンドです。
全国の社畜のみなさん、いかがお過ごしでしょうか。
社畜として会社に溶けこめる方にはこの記事は不要になると思われます。しかし、中には社畜であることに大きなストレスを感じてしまう人もいるでしょう。
そこで今回は社会不適合者のコバヤシの社畜テクニックをご案内します。
これから中小企業の社畜になる人へ
多くの中小企業というのは入る前に思っているよりも違和感がたっぷりの組織です。
「常識」「伝統」「社風」という言葉を盾に独自の理論がまかり通る修羅の国。
小さい会社の方が風通しがいいと思われがちですが、実は逆の場合が多いです。あなたの意見は基本的に通らない前提で考えたほうがいいでしょう。
その上で、いかに「健康で文化的な最低限度の社畜生活」を実現できるかがキモとなります。
社内規約の文書を鵜呑みにしない
いつ作られたルールか確認する
どの会社にも社内規約のような文書はあると思います。
それが一冊の文書にまとめられているか、たくさんの独立した文書に分かれているかの違いはあるでしょう。
肝心なのは、そのルールがいつ作られたものかをチェックすることです。
策定日が5年も10年も前のものばかりの会社は、そのルール自体を重要視していない可能性が高いです。
その場合、社内ルールを遵守するだけでは思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。
ルールより習慣が優先される場合も
例えば、コバヤシの勤める会社のルールでは「9時40分から朝礼」となっています。そこで新人くんが
じゃあ10分前に出社しよう!
と思い9時30分に来るとアウトです。
朝礼はすでに終わり、遅刻した人間として扱われてしまいます。
「5分前行動がえらい」という考えをこじらせ続けて、結果的に9時20分には整列して待っているという状況が完成してしまっている例。
社員「早く並んで待っている方がえらい」
ボス「みんな並んでる?じゃあ早く始めるか」
社員「ボスが早くなった。もっと早く並ばねば」
という経緯ですね。
これは一例ですが、文書の規約通りの行動にもリスクは存在します。
怒られ方をシステム化しておく
叱責されるのは通常業務
上記の通り、規約通りに動いても叱責されてしまうことはあります。
仕事で成果をあげようが、法律を守るための行動であっても会社や上司の意に背けば同じです。
そんな理不尽な…
と嘆いてはいけません。中小企業では理不尽なのが通常なのです。
ここは、怒られるのを避けるよりも怒られるのは当然と考えましょう。
その上で、できるだけダメージの少ない怒られ方を心得るべきです。
謝り方にもバリエーションを
もっとも有効なのは、「ひたすら平謝り」です。
この際、謝り方にもいくつかバリエーションを持っておくのがベストです。
叱責中に、なにか言うことはあるか、と発言を求められることはあります。
しかし、ここで弁明をするのは適当ではありません。
どんなに正当な理由であろうと、「言い訳」や「口答え」はもっとも上司の嫌うところだからです。
上司は「素直」が大好きです
ここは、さらに謝るべきですが、同じ言葉を繰り返すのでは反省の色を示すには今ひとつです。
そこで、謝罪の言葉のバリエーションを持っておくことで上司の満足度を高めることができます。
沈痛な面持ちをマスターせよ
快適な社畜生活においてマスターしておきたいのが沈痛な面持ちです。
叱責される時以外にも嘘をついて休みを取るときや、上司に良くない状況があったときに自分も辛そうにするなど広い範囲で応用が効きます。
google画像検索で「沈痛な面持ち」で検索するとたくさん画像が出ます。
どの沈痛な面持ちも共通点は多いのですぐに要点をつかむことができるでしょう。
現状維持を目指せ
いい仕事をしてもメリットがない
あなたの会社で「〇〇さんはこんな功績をあげている」とすぐに思いつく社員は何人いるでしょうか。
たいていの社員はそれぞれの分野で頑張っているはずです。
それなのに、もし誰がどんな成果をあげているのか知らないということであれば、会社が社員の功績を無視している可能性が高いです。
そのような場合は、頑張って仕事をしても自己満足で終わってしまうことになるでしょう。
本当に功績をあげている人がいない場合もあるかもしれませんが、それはそれでヤバイでしょう。
失敗は共有される
上記のような会社では、逆に誰かの失敗は社員みんなに知らされることが多いです。
社員の仕事ぶりを思い浮かべる時、
ということが多いようなら、成果を認めず、失敗をあげつらう社風だと疑うべきでしょう。
そして、
称賛は全員の前で
叱責は一対一で
が基本だ。
多くのものが逆のことをする。 https://t.co/3twn22HCRQ
— PVマフィア (@pv_mafia) 2018年7月21日
このようなマフィアさんのツイートがありますが、まさに逆のことの多さに驚かされます。
前任者を完コピせよ
そのような会社にいるならどうするべきでしょうか。
それは、特別なことをせず現状維持に徹することです。
成果を褒められず、失敗を吊し上げられるくらいなら、冒険を徹底的に避けましょう。
そのためにもっとも効果的なのは前任者の完コピです。
このような会社の人は、行動を決める基準として
を重視します。効率の良い新しいシステムを提案するなど言語道断です。
このような環境で波風立てず仕事をするには、前任者のやり方を忠実に再現することです。
新しいやり方をするよりよほど仕事のできる奴だと認識されるでしょう。
ここは会社をよくしていこうという議論の場ではなく、「健康で文化的な最低限度の社畜生活」を実現するための場です。
人、ましてや会社全体を変えるには膨大なエネルギーを要します。
特段の事情がない限り、そんなエネルギーがあればとっとと辞めて起業でもした方が良いでしょう。
みんなが嫌がる仕事は率先して避ける
「率先してやる人が尊敬される」は間違い
これは真面目で素直な人ほど勘違いしやすい部分なので注意が必要です。
やってる本人は影ながら努力している自分に酔う快感はあるかもしれません。
しかし、実際に人が嫌がる仕事を率先してやっていると
見くびられます。
たとえば、毎日トイレ掃除を率先してやっていると、「トイレ掃除をする人」と判断されます。
表面的には偉い、偉いといわれるでしょう。
が、他のトイレが詰まったりした場合でも
ついでにあそこもやっといて
となるだけです。
このシステムは悪魔的で、偉い偉いと褒めそやしながら嫌な仕事をやってくれる「都合のいい奴」を作ることができます。
さりげなく同僚になすりつけよう
このシステムに取り込まれないために心掛けたいことは、やはり他の人にその役割をやってもらうことです。
もちろん、露骨に人に押し付けるようなことはNGです。
人間関係の悪化は快適な社畜生活の大敵といえます。
大切なのは、なるべく自分に仕事が振られないようにすることです。
そのための作戦は以下の2つです。
1人でいる場合には上司に見つかった段階で面倒な仕事を振られます。
しかし、2人でいるときならばどちらかが選ばれることとなります。そこで自然ともう一人に仕事が振られるように工夫しましょう。
そのためには普段から忙しいアピールをできる状態を作っておきます。
常に書類をはさんだバインダーを小脇に抱えておく。書類はできるだけ細かい数字を書いた複雑な表などがよい。
上司が近づいてきたら書類をめくりながらテンパった顔で独り言を言っていれば仕事はまず振られません。
そこでもう一人の方に白羽の矢が立つということです。
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会社員に向いてる人にはお勧めできない
いかがだったでしょうか。
このやり方を実践すれば、ある程度COSL(クオリティー・オブ・社畜ライフ)を高めることが可能となるでしょう。
しかし、あなたが頑張って仕事をして会社に認められたいのであれば、間違ってもこの記事を参考にしてはいけません。
この記事はあくまでコバヤシのような社会不適合者が中小企業でストレス少なめに生きるための知恵です。
これでストレスを軽減して自分の時間を捻出し、新たな人生に向かって準備をしてください。
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