ども。万国コバヤシ博覧会です。
外国の名前はたいていカタカナで表しますが、略称として漢字で表すことがあります。
昔々、日本の世界に対する情報源はほとんど中国経由で入ってきたために外国名も漢字で伝わったので、そんな習慣になったそうです。
それで頭の一文字だけを使った略称は現在も使われ続けています。
「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」より「英国」の方が書きやすいですもんね。(そこまで正確に書かんでもいいけど)
しかしコバヤシは絶対に納得のできない当て字がいくつもあります。
今回はそのおかしな習慣をズバズバ切っていこうと思います。
アメリカ合衆国
『米国』
よりによって感ハンパない
米って!むしろパン派の人たちやん!!
しかも戦争中、なんでよりによって日本人の主食を(当時)敵国だったアメリカに当てていたのか理解に苦しみます。むしろ親近感が湧いてしまうじゃないですか。
鬼畜米英キライと言いながら本当は好きだったのでしょうか。
当て字にしてもおかしい
アメリカは「亜米利加」の当て字で、そこから「米」の字をとっているわけですが…
「め」に「米」を当てるのがそもそも意味不明です。
「米」の読みは「まい」か「べい」ですね。なぜ「米」なのか。「目」とか「芽」とか他にもたくさんあるじゃないですか。
米を江戸っ子風に発音すると米になるかもしれませんが、そんな悟空みたいな人ばっかりじゃないでしょうに。
全く、オラにはわっかんねえぞ。
文章内で他の意味とかぶりまくる
米という字は「アメリカ」という意味でも「コメ」という意味でも両方よく使われます。
ニュースで「米の関税引き上げに懸念高まる」とか言われても、「お米作りも大変そうだなあ…」と思ってしまいます。
実際にはアメリカの関税だったらしいですが。絶対わざとですよね?高学歴のニュースキャスターたちは我々に恥をかかせようとしているに違いありません。
もっとややこしいことに、「メートル」という長さの単位にも「米」の字が当てられています。
「米国一の米農家まで何米?」とか聞かれたらもうパニックですな。
やっぱりアメリカを米と表記するのはおかしいと思います。
フランス共和国
『仏』
いや仏って!!思いっきりキリスト教やん!
歴史をみてもカトリックとプロテスタントが血で血を洗う争いをしたりと、キリスト教の中でこだわってる方なのに…
まさかフランス人も仏にされてしまうとは思っていなかったでしょう。ブッダもびっくりですね。
昔、ある女性有名人の趣味が「仏映画鑑賞」となっていて「ああ、敬虔な仏教徒なんだなあ…」と本気で思っていたことがあります。全く、いい加減にして欲しいですね。
オランダ王国
『蘭』
いやいや蘭って!!あんなにチューリップ推しなのに!!
アメリカの米の場合もそうですが、他にメインとなるものがある分野で全然違う漢字を当てる意味がわかりません。
これはもう嫌がらせですね。
スペイン王国
『西』
あ、これは納得。ヨーロッパで一番西ですしね。
「西」を「す」って読んでしまうところが引っかかるといえば引っかかりますが、アメリカの「米」に比べればまあ可愛いもんです。
ただスペインの西の方とかってどう表すのでしょうか。
アメリカの北のほうは「北米」ですがスペインの西は「西西」でしょうか。東のほうだと「東西」で非常にわかりにくい。西日暮里の東口くらい意味不明ですね。
まあトータルで見て破綻はしていないので100歩譲って認めてあげることにしましょう。
ロシア連邦
『露』
まあこれも雰囲気的にわかります。水滴が滴っている感じ。
ロシアのイメージとしては晴天というよりは灰色がかった空で常に水気をたたえているような空気。
露という漢字には「あらわな」「大っぴらな」という意味もありますが、むしろ秘密主義的な国でもあるのでそのへんの違和感は減点(?)ですね。
(旧)ソビエト社会主義共和国連邦
『ソ』
ソって!!カタカナやん!!
ソ連は太平洋戦争が終わった後にできたので、外国語を避ける理由もなくなり漢字で表す必要もなかったのかもしれません。
でも、そこは合わせませんか?
必要ないなら全部の国カタカナでいいし、漢字そのまま使うならソ連もなんか当て字つけてあげましょうよ?
一国だけカタカナって、なぜ誰もなんとかしようとしなかったのでしょう。村八分でしょうか。ザンギエフがかわいそうです。
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まとめ:おかしいこと山積み!でも…
こうしてみると、国名の漢字表記って違和感たっぷりですよね。
しかも、国によっては
どこやねん!!
書いた自分でも2分後にはどこの国か忘れました。ちなみに国じたいは割とみんなが知っている国です。
気になる人はここから探してね
やっぱり無理やり漢字で国名を表すのはおかしい。
でも
米国とか英国とか、やっぱり便利ですね。
短くて済むし。スペースも割かないし。多少違和感はあっても使い慣れてるから実はそこまで苦になるとは思っていません。
じゃあおのれは何が言いたかったんや
と聞かれると…
「オレって、そういう考え方とかできるやつやで〜」とアピールしたかったのです。
…
はい。すいませんでした。
コメント
ソ連は戦前に蘇の字があてられた。
戦後、蘇が当用外(当用漢字外。いまでいう常用外)になったから、カタカナのソで代用されるようになった。
なるほどー!当初は漢字で表記されていたんですね!
「米」と言う字が「アメリカ」の表記にぶん取られてしまった為、本来の「こめ」がカタカナ表記に追いやられてしまったと言う矛盾…。
うわ、確かにそうですね…そういえばゴルゴ13に「日米コメ戦争」という話がありました。タイトルの時点で負けてますね