TSUTAYAのセルフレジで全ての手順で間違って落ち込んだ話

どうも。コバヤシモンドです。

「amazonがキャッシュレス決済のみの実店舗展開」

「コンビニの無人営業を実証実験」

などのニュースを目にする度、世の中はどんどん進化しているなあと感じます。

しかし、いずれも東京などの都会に集中する動きで、コバヤシの住む田舎にはハイテク化店舗など遠い世界の話に思えます。

とため息をつくコバヤシだったのですが…

TSUTAYA（ツタヤ）セルフレジ伝来の衝撃

IT通を自負するコバヤシは、本はamazon、映像はYouTubeやNetflixといったサービスを利用するようになりました。

時代の先頭集団と併走するコバヤシでしたが、とある文献を急きょ手に入れるため、久しぶりに地元のツタヤへと足を踏み入れました。

やれやれ…また実店舗などを利用することになろうとは。久しぶりだからレジの人員もだいぶ変わっt

なっ…！！

セルフレジ…だと？

ここは福井県やぞ？

昨年、駅に自動改札機が導入されたばかりの福井県やぞ？

…まあ、このような田舎にまで新しい設備が入るのは喜ぶべきことです。むしろ新しい技術は人口の少ない田舎にこそ恩恵をもたらすものだとコバヤシは以前から主張してきました。

いやあ、時代は確実に良くなっていますね。

…

で、えっと

これどうやって使えばいいんだっけ？

情報

この程度のハイテク化についていけないコバヤシであるはずがない。店員の力など借りずにササササっとこなしてみせましょう。

いや大体はわかりますよ？透明になった四角いところに本のバーコードをピッとやってカードをスッとやって支払うのでしょう。

しかし、それだけの情報で実戦に挑むのは愚の骨頂です。「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」と孫子も言っています。まずは情報を集めることです。

とりあえず探し物をしているふりをしてレジの前をさりげなく通り過ぎつつ、横目で機械をガン見します。

ぐらいは確認できましたが、細かい説明書きまでは見えません。

情報が足りない…

と、そこへ慣れた感じの客が一人セルフレジを利用しにきました。

ーーーしめた。

コバヤシは少し離れた本棚の陰からその様子を観察することにしました。

何やら機械を操作し、機械音で「アリガトウゴザイマシタ」みたいな声が聞こえました。どうやら無事に買い物が終わったようです。

。。。

うん、全っ然わからん。

ヤバイ、どうしよう…さっさと本買って帰りたいのに。

しかし、あまりウロウロしているとレジの使い方がわからなくてオロオロしていると思われる可能性があります。30才オーバーの大人としての威厳も何もあったものじゃありません。

ここは意を決して本番での爆発力にかけるしかないでしょう。

接近

レジ周りに店員はいない。今がチャンスです。慣れた感じで機械に近づき、無事に取り付きました。

えっと、説明は…

ん、おや、①はどこに書いてある？…いかん、平常心。キョロキョロせず慣れた手つきを心がけt

！！

し、しまった…斜め後ろから。警戒を怠っていました。初心者だとバレたか！？

いや、ナメられるわけにはいかない…コバヤシは職場でもIT通で知られて

奮闘

なんという屈辱…っ！！バレている…完全にっ…！ざわ…ざわ…

こうなったら、バレたらバレたなりのやり方があります。「初めての割には飲み込みが良い賢い客の地位を奪取するのです。

いわば無罪がダメなら執行猶予付き判決を勝ち取る方針への移行と言ったところでしょうか。

よし、まずは本のバーコードを

ピッ

…よし次にクレジットカードを

クッ…そんなことくらいわかって…。

ピッ

ピピーッ

ピッ

おのれ…次こそクレジットカードを。

えっと、磁気テープがこっち向きで

ピッ

ピピーッ

ぐっ…なんでTカードとクレジットカードは矢印の向きが逆やねん！

最後の鉄槌

くっ…買えたのはいいがまさか全ての行程で間違えるとは思いませんでした。

店員もコバヤシのことをIT通どころか、ただのチンパンジーを見る目つきで眺めています（※あくまでコバヤシの主観です）。

しかし、このままチンパンジーで終わるわけにはいきません。仮にもコバヤシは社会人。運転免許も取得している人間です。

ここは１つ接客業で鍛えたフランクなトークで場を和ませ、少しでも大人としての尊厳を回復したいと思います。

終

製作・著作

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